栃木県鹿沼市にやって来ました。
人口約10万人、木材の産地、園芸用の土なんかでも有名です。
東武鉄道新鹿沼駅(JRは鹿沼駅です)に降り立つと芭蕉の像がありました。
奥の細道本文には文章はありませんが鹿沼に一泊して日光に向かったことになっています。
千住を3月27日(陽暦5月16日)に出て3月29日には鹿沼に到着しています。
駅前のロータリーではお囃子の音色が聞こえます。
今日は鹿沼秋まつりの日でした。TVの旅番組なんかではきちんと調べて来たのに「ちょうど秋祭りがやっていて賑やかでよかった」などと白々しく言ったりします。
ご隠居は単に鹿沼市に来るだけではつまらないのでこの日に合わせてやって来ました。
秋の日差しに遠慮気味の看板がいいですね。
さて曽良の旅日記には
室の八島を参拝して壬生、楡木を経て鹿沼に向かいます。
「壬生ヨリ楡木へ二リ。ミブヨリ半日バカリ行キテ、吉次ケ塚、右ノ方廿間バカリ畠中に有。
にれ木ヨリ鹿沼へ一リ半。昼過ヨリ曇。同晩、鹿沼(ヨリ火バサミヘ弐リ八丁)ニ泊ル。」
火バサミ・・・嫌今市市文挟町
と簡単に書いてありどこに泊まったかは定かでありません。
町は祭一色という感じです。
まだ動いていない彫刻屋台はちょっと元気がないと言ったところでしょうか。
どの屋台も彫刻が素晴らしい。
色彩の豊かな屋台もあります。
街角ではイベントに参加するチームのリハーサルが行われていました。
この日のために頑張ってきたのでしょうからみんなから喝さいを浴びてね。
さて屋台の町内引き回しまで時間があるので光太寺(こうだいじ)にまずは行ってみましょう。
光太寺本堂
前夜から小雨が降り続き江戸から所持した古編み笠の雨漏りを危ぶんだ芭蕉は寺で新しい笠にに替えて日光に向かいました。
一説には鹿沼の宿泊地はこの寺ではなかったかと言われています。
やっと関東地方のはずれまで千住から3日間でやって来た芭蕉です。
雨に打たれてて辛かったでしょうか。
しかしいよいよこれから日光、平泉、出羽三山とこの旅のハイライトが始まるわけです。
旅行が好きな人たち共通のまだ見ぬ世界への胸の高まりを感じたのではないでしょうか。
当ブログでは最上川に行ったり黒羽に戻ったり切れ切れにやっているので感動が少なくなりそうです。
反省。
一年に一度の秋まつりに湧く鹿沼の町並みです。