鹿沼より日光例幣使街道を今市方面に向かいます。
鏡石からJR文挟(ふばさみ)駅近くまで続き、さらには今市で宇都宮からの日光街道の杉並木に合流します。
そこに杉並木公園がありました。
まん中に舗道があってゆっくり歩けるところがあります。
杉並木は1625年から東照宮造営奉行松平正綱が20年かけて作りました。
それから400年もたっても12500本の杉が生い茂っています。世界最長の杉並木です。
当時の造園技術はたいしたものですね。我々の代まで楽しませてくれます。
JR日光駅に到着です。東武日光駅の方が観光客は多いのですが最近は豪華列車四季島も到着するようになりました。
さてここまで来たらリニューアルした陽明門に心は逸りますがバスの時間その他の事情でまずは含満の淵に行ってみましょう。
バス停西参道から含満大橋を渡り公園にでます。
入り口に茶店がありました。芭蕉の頃はなかったのでしょうね。
「曾良旅日記」によると
4月2日の午前中(辰の中尅宿ヲ出。ウラ見ノ瀧・ガンマンガ淵見巡、漸ク及午)見学したようです。
岩間を急流が走りますが、水面が鏡のように止まっている深い淵があります。
岩面に不思議な暗号が刻まれていて、青葉のあいだから一瞬光が射し込みます。
すると薄緑色の水面に梵字が浮かんできた。岩面に彫られていた逆版の梵字が水面に現れるのです。
とある本に書いてありました。
対岸の絶壁に晃海の刻ませた梵字があるみたいですがわかりませんでした。
川の流れに沿って閑静な遊歩道になっていて気持ちがいいウォーキングが出来ます。
石仏が沢山並んでいました。ここが大観光地の日光かと思うぐらい静かです。
しかしどこで調べたのか外国人観光客が結構歩いていました。
さらに歩くと大日橋がありました。石のアーチで清々しい感じです。
橋を渡ると大日堂跡の公園がありました。
大日堂は明治35年9月の洪水で流されましたが素晴らしい景観の庭園だったそうです。
芭蕉の句碑がありました。
「あらたふと 青葉若葉の 日の光り」
大日堂跡から見た大日橋の全容です。
さてここからさらに約2km上流にいくと裏見の滝です。