日曜日、暇こいていたので近くの浜辺で開催していた「第2回検見川ビーチフェスタ」に自転車で行ってみました。
あいにくの曇り空で海は綺麗ではありませんでした。
東京湾から見た幕張新都心(以前撮影したもの)
QVCマリンフィールド(マリンスタジアム)同じく以前撮影
稲毛ヨットハーバー
いなげの浜から幕張の浜まで日本一を誇る人工海浜です。人工だからあまり威張れないけれどね。
地元農産物の販売
特産品の市場(マルシェ)
ホンビノス貝の試食会
最近テレビでよく紹介されている東京湾に繁殖しているホンビノス貝の試食コーナー。
外国船のバラスト水に紛れ込んできて東京湾に住み着いた不法入国貝ですがけっこう美味しかった。
ちゃんと入国審査うけてから住み着きなさい。
海はどうも爽やかさがもう一つ(どんより曇っていました)
フラダンスショーやハワイアンバンドの演奏もありました
司会者の人が「白い砂浜、青い海、ダイヤモンドヘッド想像して楽しみましょう」と言っていました。
どうみても東京湾だよね。晴れたらよかったのに。
最近平日でも釣りをしている人が多くなりました。
これは検見川浜の話ではありません。友人から聞いた話です。
めでたく定年を迎えた宮坂さん、有り余る時間を利用して釣りでも始めようと思いました。
(この宮坂さんというのはTBSラジオで40年以上続いた「小沢昭一的こころ」にでてくる架空の人物です)
その宮坂さん釣竿をかかえて腰を下ろすと近くの人に「そこはダメダメ、友達が今来るから」などと怒られて初日から不愉快になって帰ってきます。
やはり最初はぶらりと散歩でもしながら様子を窺うのがいいようです。
男でも5人に1人ぐらいはご隠居みたいなおしゃべり男がいるのでそういう人を見つけます。
「この辺は何が釣れるんですか?」
「今のシーズンは鯵とか鱸かな。昨日雨が降ったんでイカはこないな。イカは真水嫌うからね」
「そのひらひらしているのはエイですか」
「しっぽにうっかり触ると焼き火箸あてたように痛いよ」
「いろいろあるんですねぇ」
「あんたもよかったらやってみたら。金はかからないし暇つぶしにはもってこいだ」
「その時はご指導ご鞭撻よろしくお願いします」
「ご鞭撻っていうほどのもんじゃないけどポイントとか教えてあげるよ」
その後何回か出かけていよいよ堤防デビューです。
ピッカピカの釣竿をかかえて宮坂さんくだんの男性のところにやってきます。
「いやぁ随分立派な釣竿買ったねぇ」
ここでうっかり
「あたしゃねぇ大会社で偉かったんで退職金もたくさん出ておまえらみたいな貧乏人とは違うんだ」
などと言うと今までの信頼関係は吹っ飛びます。定年後は昔のことをいってもいいことありません。
「ついつい釣具屋さんにおだてられて高いの買わされましたよ」
とあくまで謙虚に!
「まあいいやね。高い道具買うと元取ろうと思って長続きするよ」
「今日はどんな具合ですか」
「ボチボチかな。そうだちょうど友達が帰ったところでここがあいている。やってごらんよ」
会社を辞めてしがらみが無くなったと思った宮坂さんですがご近所で気持ちよく過ごすにはちょっとばかりの気配りも大事なようです。
昨年ご隠居も検見川浜の堤防で保護司会主催の釣りイベントに参加しました。
始めるとすぐに釣り糸がリールに絡まりつきほぐすのに七転八倒(最近の釣り糸ってものすごく丈夫なのですね)して直したころには昼になり一匹も釣れづご婦人たちの作ってくれたおにぎり食べて帰ってきました。
2度と釣りなんか行くものか。若い時から口が達者でも不器用でした。
それではご隠居の好きな曲「想い出の渚」でも聞きましょうか。
「このまま二人で空の果てまで
飛んでいきたい夜だった」の歌詞が好きです。
ご隠居様のブログから癒されてます。
生き方の参考になります!
師匠と呼ばせていただきます。(*^^*)