遠くを走っていた東北新幹線がぐんぐん在来線に近づいてきたと思ったら新白河駅です。そして次が白河駅(在来線)です。
平安時代の昔から白河といえば陸奥(みちのく)の始まりとある種の夢を描いたのでしょうか。
駅のホームからも端正な三重櫓(やぐら)の小峰城が見えました。
「白河の関」は後にしてまずはご隠居の好きなお城に行ってみました。
白河駅も豪華です。しかし駅員は一人しかいないのかお昼の時間は不在の張り紙がありました。
洋館造りの駅舎は大正10年の建築で全国でも数少ない大正時代の木造の駅舎だそうですよ。
スイカの機械もないので精算もできません。
ただ駅構内に綺麗な喫茶店、外に出ると観光案内所があって親切に対応してくれました。
駅横のガードを通り抜けると城山公園に出ます。
江戸幕府成立後、白河地域が会津領であった頃に整備された城郭や城下町を、寛永4年(1627)に初代藩主となった丹羽長重が大改修を行って白河の町の基礎が出来ました。
この辺も昔は会津の一部だったのですね。駅前から今大人気の観光地、会津大内宿行の高速バスが出ていました。
前御門
小峰城は4年の歳月を費やして「奥州」の押さえにふさわしい石垣を多用した梯郭式(ていかくしき)、つまりはしご状に郭が設けられている平山城です。
現在はこの三重櫓と前御門だけが復元されています。
東北地方のお城では多いのですがここも慶応4年に戊辰戦争に巻き込まれました。
新政府軍と奥羽越列藩同盟軍が攻防を繰り返して、小峰城は5月1日の大規模な戦いで落城、大部分が焼失しました。
三重櫓に上がってみました。入場は無料でした。偉いですね。微力ながらわがブログでも宣伝しておきましょう。
「小峰城は立派だから見に来てね!」
全体が木造造りになっていて空間を醸し出す色合いが素晴らしい。
階段は狭いので交互に昇り下りするので時間帯によっては混雑するかもしれません。
全国に復元されたお城は沢山ありますが全体が木造で復元されているのは少ないのではないでしょうか。
ご隠居の行ったところでは掛川城とか白石城とか・・・・・・・。
白河の町並み。ちょっと黒い雲が出てきました。まだ昼です。
集古苑
徳川譜代大名の阿部家などに伝えられた貴重な古文書や美術工芸品を保存、展示してあります。
二の丸茶屋
お土産屋さんも立派でした。
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