村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

96.平成19年8月10日安曇川山中「涼しいです・夜は寒いくらい」

2007-08-12 06:04:16 | 森の暮らし
都会は35℃、38℃、炎天下や家の中は40℃以上だそうです。確かに京都の事務所や出張先はもう最悪の事態になりつつあります。
私の住む滋賀県安曇川の山中は、夏でも最高29℃最低(夜~早朝)22℃ですから、夜は布団かけて寝ていますし日中も家の中は暑いという感じはありません。時々扇風機をかけるくらいです。

都会の方は、田舎は皆涼しいと考えているらしいが、そうではない。田舎でも平地では、日中は都会よりは1度、2度は低いかもしれないが、田舎だから涼しいということはない。場所によっては、田舎でも東京や大阪よりむしろ暑いのであります。
まあ偉そうに言う私めも、山の中に住むまでは「田舎はどこも=涼しい」と思っていたのであります。
それ以外に①田舎の人は田舎・山に暮らしている②田舎の人は田舎独特の暮らしをしている③田舎はどこも静かで空気も水もきれいなんて思っていました。琵琶湖畔の別荘地はかなり暑いそうです。
涼しい・静か・空気がきれい・自然なんてのは田舎でも山など、人があまり住まないような、それらしい場所に住むことが必要なんです。
私の住む安曇川町長尾の山中は、長尾の村落から山に入るのです。山は一体が森林で小川も流れているというような場所で、鬱蒼とした緑に囲まれ、人は全く見当たらず、一日の多くの時間をそよ風が吹いているのです。
こういう場所は、現地の田舎の人でも「ここは涼しいですねー」「ここは静かですねー」「ここは空気が美味しいですね」と言われるのです。
私は、「えー!この田舎現地人、何言ってるんだろう?」と思ったものです。「田舎者、田舎知らず」というものがあるんです。
私は京都に住んで驚いたことは「京都人の京都知らず」だったことです。東京出身の私のほうが京都の隅々まで知っていたのです。こういうことは最近かなり顕著になっていってます。
①日本人の日本知らず
②女の女知らず、男の男知らず
③政治家の政治知らず
・・・・・・・・・一番知ているはずの人が案外自分のことを何も知らなくなっているということです。

まあ都会では、今もヒートアイランド現象に深刻に悩んでいるし今後もますます深刻になっていくのですが、私は「都会人の馬鹿もん、山は涼しいーぞ」と言ってあげたい今日この頃です。夏の猛暑は地球温暖化がどうの、というよりもっと切実な問題になりつつあります。子供も大人も老人も一日中、深刻なクーラー依存になったり、原油・電力の高騰や停電なんかあったら音をあげ、うだるような暑さで死ぬ人も続出するでしょうね。

山の中は
①緑や枯葉が多い
②大量の木による保水
③日陰
④熱源ナシ
⑤常に風が吹く
⑥小川・水
⑦ログハウスの断熱効果
⑧土が温度を冷やす効果
⑨コンクリートや金属が少ない
⑩木や葉や枯葉が太陽からの熱遮断
「都会のヒートアイランド」も他人事や安易な考えを捨て、涼しい場所への移住など、もっと真剣に対策をしておくべきだと思っています。
http://www.meico.org/p152.html



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