村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

95.都会の真中に住むのが良いに決まっている症候群

2007-08-09 20:37:12 | 森の暮らし
60歳後半のAさんご夫婦が、最近郊外の緑一杯の良い環境の地域から都会の真ん中に移り住まれた。
私はご存知かもしれませんが、京都(都会の真ん中)に事務所を置き、普段はびわ湖畔の安曇川の山の中で暮らしています。
私が、都会に住める場所がありながら、不便を忍んで、なおかつ田舎暮らしをする主な理由を3つあげると
 ①空気や水や静寂さなど環境が非常に良く、健康に良い
 ②万一都会が巨大地震・災害に見舞われた場合の疎開先
 ③夏のヒートアイランド回避(年々悪化し我慢できない)
以上のような住環境を絶対的な必要条件としている私にしてみると、なぜAさんご夫婦は、わざわざ郊外のより環境の良い場所から都会の真中に引っ越すことが不可解なんです。
物事は何でもそうですが、
”あるものを得る”=”別のものを犠牲にする”
ということになるのです。この法則を無視すると思わぬ落とし穴にはまります。
実を言うと、都会に暮らすこと=郊外や田舎で暮らす利点を犠牲にしていることになるのです。

私は、20年前から、総合的に都会はリスキーだと、信じるようになっています。
Aさんご夫妻に、理由をお訊きすると次のようなことでした。
・数年前に病気をされた
・その後回復はしたがまだ心配な状態だ
・そこで大病院の近い都会の真ん中のマンションに引越した
なるほどそうですよね。私もAさんの立場でしたら多分そうしたかもしれません。

・年々歳をとっていく
・収入も頭うちだ
・体力や健康も年々自信がなくなる
・年老いた夫婦だから互いに看護の手間をかけられない
・万一病気して病院に通うのも遠方からだと大変だ
・人もいろいろなものが揃っている都会のほうがいざという場合対応し易い

高齢者が田舎に一人暮らすのは、それなりに”勇気と覚悟”が必要なのです。また「田舎に住む=都会に住む利点を犠牲にしている」のであります。
私も、湖西線のJR安曇川駅から15分くらいの比較的都会の近くではありますが、周辺に人が全く住まない山の中に住むからには、次のようなことを常に念頭において半分覚悟して生活しているのです。

・暮らしや行動には、一つ一つ細心の注意を払っている
・いざという場合へ携帯で連絡する
・しかし万一駄目な場合は痛みや死を覚悟する

さあ「都会で病院の隣に住む」のと「田舎の山の中でひっそり住む」のとどちらを貴方は選択しますか?
最終判断はそれぞれの人に任すしかないのですが、「都会の病院の近くに住む」ほうを選択する現代人が多いような気がします。買い物のため・遊びのため・人との付き合いのために・便利さのため・・・・・都会を選択する人が圧倒的多数であると思います。それぞれの人にはそれぞれの事情や考え方があるので、都会に住むことを否定するのではありません。

人間のそういう思考の傾向(都会の真中に住むのが良いに決まっている症候群)について見解を述べますと、やや飛躍する見解かもしれませんが、便利で豊かな現代社会においては、『本質的追求より、目先の利害優先』の傾向が強くなって行くことを懸念しています。
世の中が、便利・豊か・高齢化・効率主義・意欲の減退・・・によってますます人間は目先で安全な方・安易な方を選択してしまう傾向があるのです。
「隣に病院がある」ことを選択したが、水や空気の汚れた騒音の多い、一日中クーラーかけてコンクリートとアスファルトのジャングルでテレビ漬けで暮らすことがかえって人の健康や健康的な暮らし方を奪うということも十分ありえるのです。ヒートアイランドで昼は外に出られず夜もぐっすり眠れない、万一巨大地震や巨大災害に見舞われて、都会が大混乱になることもありえるのです。また中国のひどい大気汚染の影響やインフルエンザの蔓延に襲われることもありえるのです。

私の言いたいのは、得るものと失うもののバランスシートを作成し冷静に評価すべきだということです。だいたいそういうことを全くやらないで、都会が良いという結論を導き出してしまうことが良いかどうかということです。
都会を離れて田舎に移住することは、地球環境・資源の利用・健康・災害予防や対応上、非常に良いことなんです。しかし「都会の方が便利で・暮らし易いし、田舎に行くなんて今更面倒だ」という方が多いですね。
ことほど左様に物事はA案B案C案の”得るものと失うもの”を列挙して自己採点評価を実施した上で自分の責任で意志決定をすべきなんですが、現代人はそういうことをすべきなのにしないという大きな本質的なリスクを背負っているように思えてなりません。

勇気と覚悟と冷静な分析ですぞ

例えば、美人を見て”一目惚れ”だなんて駄目ですぞ!
都会の真中に住むのが良いに決まっている症候群、別名、美人は美人に決まっている症候群
http://www.meico.org
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94.人生における苦難の意義

2007-08-04 10:52:35 | 人生
人の一生には、大きな苦難が何度も・何度も繰り返しやってくる
 人によっては苦難が大きい人
 人によっては何回も苦難が連続してやってくる

 苦難が多い・大きいという人の多くの場合、その責任は自分自身にあるものだ
 しかし苦難がほとんどやってこない人がいたとしたら、その人はある意味怖い
 苦難が少ない人の一生が素晴らしいかというとそんなこともない

 いや、むしろ苦難が大きい人・多い人のほうが結果的に最高の人生を送る
 苦難とは何であろう?
 苦難とは神が「反省・悔改め・成長」の機会を与えるものだ

 ところが、「苦難をやり過す、早く逃れたい、早く忘れたい」という消極的な人が圧倒的だ
 無理もないことだが、そういうことを続けていると人間は成長しない
 神様がせっかく与える機会を無駄にしてしまうというわけだ
 苦難は逃げるものではない・苦難とはガップリ四つに組み合うものなんだ
 相撲では、いなし・はたき込みは、例え勝っても長い目で見ると、いつまでたっても強くなれないと言われる
 苦難に遭うことを悩むより・苦難を成長に結びつけられないことこそ悩むべきだ
 苦難に対して四様の対応の仕方がある
  ①苦難に負けてしまう
  ②苦難を忘れようとする
  ③苦難を続ける(脱出できない)
  ④苦難に打ち勝つ

 大きな苦難の場合は確かに忘れることも大事な対処法ではあるが
 苦難は苦難であるから、手ごわい、
  ①慎重に付き合うこと
  ②付き合いを深めること
  ③苦難との付き合い方を勉強すること
  ④苦難を敵でなく味方・友人・師とすること
 大事なことは苦難に打ち勝つ力を持つようにすることだ
 「苦難よ、いらっしゃーい」「苦難様歓迎」のような認識を持つことだ
 宝くじに当たって喜ぶ人がいるが、苦難も喜ぶくらいの大きな心を持てるようになりませんか
 苦難から逃げようとしても、一生、指名手配のように追われ続ける
 苦難が何回もやってくると悩む人の多くは、苦難から逃げている場合が多いのである
 自分の人生を振り返ってご覧なさい
 苦難こそが自分を大きくし成長させてきたとは思いませんか?
 その苦難に堂々と戦い苦難を打ち破った戦歴こそが、自分の勲章なんではありませんか?
http://www.meico.org/zayuunomei.html
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93.霊長類の人間は、獣以下であってはならない

2007-08-02 15:08:07 | 人生
人が動物と違う点は、
「万物の霊長」というように、生きるものの最上部にあるということです。
しかしそれは同時に、やり方を一歩間違えると、その逆の生きるものの最下部にもなり得るということです。
そう言えば、社会で最近最高層である”政治家””先生””警察官””僧侶””親・・・・が
最下部のようなとんでもない破廉恥な振る舞いをするようになっています。
人間としてあってはならないことを再認識しないといけないようです。
情けない時代ですね。

 ①人は横柄であってはならない
 ②人は怠惰であってはならない
 ③人は不親切であってはならない
 ④人は危害を与えてはならない
 ⑤人は法律(規則)違反・悪事を働いてはならない
 ⑥人は傲慢であってはならない
 ⑦人は油断してはならない
 ⑧人は陰気であってはならない
 ⑨人は争ってはならない
 ⑩人は嘘をついてはならない
 ⑪人は華美であってはならない
 ⑫人は欲張り過ぎてはならない
人間であれば、他人はどうあれ、いつもこういうことを心に置いて日々行動を慎むことが大事です。

生き物の最高に位置するはずの霊長:人間にこんなこと言わないかん、もう世も末ですね。
しかし世の中に偉い人やテレビに出ていかにも偉そうなことを言っている人達はまあ0点ですね。
http://www.meico.org/p19.html

例えば、安倍首相をチェックすると、0点ですかね?支持率がどうのこうのと言う前に以上12項目をきちんと確認しないと国民の信頼なんか得られませんよ。
一国の首相が0点だなんて、こんな人しかいないなんて、この国は恐ろしいほど前途多難な暗い国のようです。
まあそういう意味では安倍首相より私目のほうがずーっとましだという驚くべき結果になるのであります。一介の村上和隆より一国の首相のほうが下だなんて、ゾーットしませんか?
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