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政府与党が検討 電気料金値上げ

2011-05-06 11:31:34 | 報道/ニュース


  5月5日 めざましてれび


  負担する福島第一原発事故の損害賠償金に充てるため、
  政府・民主党が電気料金値上げを容認する案を検討していることがわかった。
  東電が負担する賠償金を数兆円規模と想定し、
  徹底的なリストラと毎年の利益かの捻出が原則としている。
  しかし損害賠償金に充てる東電の資金が足りない見通しで、
  近く確定する賠償金総額の試算によっては
  電気料金の値上げが容認される可能性が出てきた。

  福島第一原発の賠償金の内訳のイメージは、
  東京電力は数兆円ともいわれる賠償金を、
  役員報酬・社員の給料の削減・資産の売却といったさまざまなリストラと毎年の利益を充てる。
  さらに政府が新設する新機構負担分には国からの公的資金も含めて支援するが
  それでも足りないといわれている。
  そこで電気料金の値上げが検討されている。

  値上げが企業などの活動に影響が出ることは出来るだけ避けたいが
  利用者としては値上げに応じざるを得ない。
  利用者国民はどんな対応が考えられるか。
  国民の自衛策として考えられる身近なものが節電。

  パソコンの電源を常につけている場合、
  モニター電源オフよりもシステムスタンバイにすると70~90%の省エネになる。
  また、使用していないときはコンセントを抜くと14%の省エネとなる。
  エアコンは設定温度を1度調整することにより10%の消費電力を削減できる。
  フィルターの目詰まりがない場合はある場合に比べて6%の消費電力の削減が出来るので
  フィルターの掃除もポイントになる。
  温水式便座では蓋を閉めることで11%の削減効果がある。
  蓋が閉まっていると開いているときより便座表面温度が高くなるということだ。
  便座の設定温度を中から低にすると14%もの削減効果がある。
  
  電力供給が足りない夏に向けての節電、
  今後予想される値上げに向けても引き続き節電ということになる。
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復興を誓う<みどりの日>

2011-05-06 07:54:47 | 編集手帳


  

  5月4日付 読売新聞編集手帳


  作曲家の武満徹さんは語ったという。
  「東北地方の鳥は『ドレミファ』という西欧的な音階で鳴いているように聞こえる」と。

  東北弁を“日本一美しい言葉”と評したのは、
  戯曲『なよたけ』で知られる劇作家の加藤道夫さんである。
  「東北弁が標準語だったら、日本でオペラの完成は一世紀早まっていただろう」と。
  ドレミファのさえずりと、
  オペラを連想させる柔らかな響きと――
  鳥と人の言葉は同じ一つの風土から生まれたらしい。

  日本一美しい言葉が日本一悲しい言葉になった春である。
  憩いの緑を津波に奪われた鳥たちにとっても今日は、
  明るく歌えぬ〈みどりの日〉だろう。

  新聞の写真で見た白砂青松の景勝地「高田松原」(岩手県陸前高田市)の
  無残な光景が忘れがたい。
  大津波はアカマツやクロマツ約7万本を美しい砂とともに押し流し、
  見渡す限り、
  がれきと泥の荒れ地に変えた。
  そのなかに、樹齢200年ほどのアカマツが1本だけ奇跡のように残り、
  「この指とまれ」とでも言うように天を指さしている。

  指にとまるのは季節の鳥だけではあるまい。
  復興を心に誓った地元の人々もそうだろう。
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