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ビジネスへ広がるバーチャルリアリティー

2014-10-05 08:33:38 | ビズ プラス

9月28日 BIZ+SUNDAY


バーチャルリアリティー。
仮想の世界をコンピューターで再現しあたかもそこに存在しているかのように感じさせる技術である。
このバーチャルリアリティーが技術の進歩と低価格化によってビジネスの分野でも活用され始めている。
幕張メッセで開かれた東京ゲームショー。
注目を集めたのがバーチャルリアリティー。
ソニーやサムスンなど大手の家電メーカーがバーチャルリアリティーを使った新製品を大々的に発表した。
バーチャルリアリティーの中でも今回特に熱い視線を集めたのがアメリカ発のオキュラスVR。
2012年設立のオキュラスVR。
家電メーカーでもゲームメーカーでもない。
バーチャルリアリティーを実現するための機器を販売している。
それまで1,000万円以上した機器を300ドル(約3万円)で発売。
一躍注目を集めた。
(オキュラスVR 池田輝和さん)
「あまり大きな会社でなくても個人の開発者であるとか
 技術力・資金力のない開発者でもどんどん手に入れることができて
 新たなコンテンツ
 面白いソフトウェアを作ることができる。
 いろんな業界の企業や団体から問い合わせいただいている。」
高性能で格安な機器の登場によって日本でもバーチャルリアリティーの開発競争が始まっている。
いち早くソフト開発に取り組んだエクシヴィ。
ジェットコースターを再現したシステム。
「乗っていないから重力感じるはずがないのに体が動いてしまう。」
この会社ではバーチャルリアリティーをゲーム以外の分野に活用しようと研究を続けている。
(エクシヴィ 近藤義仁社長)
「ゲームから建築・教育にも使える。
 旅行体験・福祉 幅広い分野でバーチャルリアリティーの技術がつ使われる。
 今までも何度もバーチャルリアリティーのブームはあったが
 その価値観を超えるぐらいの波を感じる。」
バーチャルリアリティーの技術をすでに実際のビジネスに取り入れている企業がある。
大手住宅メーカーの大和ハウス工業である。
図面の段階の住宅をバーチャルリアリティーで体験してもらう試みを行っている。
名付けて“住宅の試着体験”。
建物が完成する前に実際の住み心地を体験できると好評ですでに予約でいっぱいだと言う。
この日も購入を検討している女性がやってきた。
「すごいうれしいスペースです。」
この女性の目を引いたのが台所のわきにある広さ4畳ほどのバルコニー。
図面で見たときには殺風景な印象だったがバーチャルリアリティーで体験してみてすっかり気に入った。
「部屋よりずっと私ここに居そう。
 すごいいい空間ですね。
 一番ここがすてき。」
「バーチャルリアリティーはすごい説得力があって
 今 ここrが傾いてます。」
メーカーではこのシステムが購入を迷っている客の背中を押してくれることを期待している。
(大和ハウス工業 住宅事業推進部 山口知洋主任)
「家を購入していきたい層がこれから消費増税で減ってくる中で
 住宅業界を盛り上げるためにもこういう提案をしたい。」


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