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“大変な育児を笑い飛ばせ!” 西原理恵子さんからのメッセージ

2017-07-21 06:00:00 | 報道/ニュース

6月22日 おはよう日本


子育て中の母親たちから絶大な支持を受けている漫画「毎日かあさん」。
(「毎日かあさん」 著者 西原理恵子)
・両手がふさがるとなぜか子どもをどっかに置き忘れる。
・先日
 私はデパートのトイレに娘をぼったり落としました。
 デパートの大きな暖房機の前でかわかしたら
 「はい じっとしてて」
 けっこうちゃんとかわいたので
 一日それで遊んで家に帰ったらやっぱり臭くておばあちゃんにしかられました。
 「何のためのお金ぞね
  その場で新品一式買うてあげんかね」
 「なるほどその手があったか」
作者は西原理恵子さん。
2人の子どもとの日常を赤裸々に描いてきた。
(読者)
「細かいことは気にしないで
 どんとしてる。
 そこがすごくいい。」
「自分だけじゃないんだなと安心する。」
これまで数多くの賞を受賞し
アニメや映画にもなった「毎日かあさん」。
週に1回新聞に連載されてきたが終了することになった。
2人の子どもの成長と共に続いてきた漫画は
連載のスタートから16年。
子育てに悩んでいるたくさんの人たちを勇気づけてきた。
栃木県佐野市に住む本島由美子さん(47)。
中学1年生の双子の男の子
颯人くんと壮太くんの母親である。
長男の颯人くんは物事へのこだわりが強い傾向がある。
小さい頃は特にやんちゃで目が離せなかったという。
(本島由美子さん)
「行きたい方向がそれぞれ違うから
 どこ行っちゃうか分からなくて。」
(夫 利明さん)
「運動会でいなくなっちゃったりとか。」
「ダンスやりたくなくて保育園逃亡しちゃったり。」
「1人で2人見てなくちゃいけない時に
 本当に泣けてきちゃうときとか。」
そんなときに出会ったのが「毎日かあさん」。
そこに描かれたいたのは
ダンゴムシを取ってきては母親の携帯でつぶしたり
ドロまみれになって遊んだり
学校からお漏らしをして帰って来る
息子たちよりはるかにやんちゃな男の子。
骨折してギブスをすれば
バット代わりに野球。
「バットにしてもいけないんだけどなあ・・・」
お母さんはあきれながらも
思わず関心。
「いやあ
 よくとんでるなー
 ナイスセンス
 いいスイング」
(本島由美子さん)
「うちもここまでじゃないぞ
 大丈夫大丈夫って思いながら
 これを読んでわが子を見て
 読んでわが子を見て
 その繰り返しで。
 “この子はこれでいいんだよ”と毎日かあさんを見て考えられるようになりました。」
出版社には単行本が出るたびに多くの読者から感想が送られてきた。
“ラクにしてくれた。”
“有名な生き方本より生き方の参考書いなります。”
最近では新たに母親になった若い世代からの反響も目立つ。
浜島朋子さん(33)は4歳と2歳の子育て真っ最中。
IT企業で働き育児に家事にと毎日がいっぱいいっぱいである。
歳の差2歳の兄弟はケンカも耐えず
ひとときも休まらない。
平日は帰りが遅い夫。
子どもたちを風呂から受け取るぐらいしかできない。
(夫 寛治さん)
「もっと僕に任せてくれればいいのにと
 胸を張って言いたいけどなかなか言えない。
 仕事で帰りが遅かったりして。」
(浜島朋子さん)
「たいへ~ん。
 私だけじゃなくてみんなそうだと思うけれど
 ギリギリの歯車でやっていて。」
そんなときに出会ったのが「毎日かあさん」。
ある作品に心を動かされた。
子どもが大きくなった西原さんが昔を振り返って描いたものである。
(「毎日かあさん」 著者 西原理恵子)
「お母さん お母さん!」
「おかあさん おうちの事で忙しいんだから
 もうちょっとビデオ見ててよ。
 んもー。」
かまってほしいとまとわりつく子どもに向き合えなかった自分。
お母さんはその頃の自分を思い出して言う。
「家事なんかしなきゃよかった
 家なんてもっと汚くてよかった
 洗濯物もためちゃえばよかった
 食事なんか手作りすることなかった
 あんなに抱っこしてほしがってたのに
 もったいないことしちゃったなあ・・・」
(浜島朋子さん)
「“家なんてもっと汚くてよかった”
 “家事なんてためちゃってよかったのに”っていうのを見て
 すとんと腹落ちしたところがありました。
 子どもと接する時間は私の方が絶対長いから
 それを楽しんだ方が
 義務と思わず楽しんだ方がいいと思えるようになったかな。
 やっと。」
それまでは出勤前に夕飯の準備をするなど無理をしていたが
漫画を読んでから考え方が変わったという。
“あれもしなければこれもしなければ”と自分を追い詰めるのではなく
子どもたちとの今しかない時間を大切に過ごそうと心がけている。
今は間島さんの心の支えはこのシーン。
(「毎日かあさん」 著者 西原理恵子)
保育園の朝は大忙し。
「じゃね いってきます。」
「おかーさん はやくおむかえきてねー」
夕方のお迎えも大忙し。
「かーさん おそいー」
「すぐごはんつくるから
 いそいでかえろ」
こんな苦労が男にできるか
バカヤロウ
人生は女の方が絶対たのしい。
(西原理恵子さん)
「とにかく子どもは汚くていいんです。
 部屋も汚くてもいいんです。
 店屋物でもいいんです。
 一番はお互いが笑顔でいることです。
 どんどん手を抜いて店屋物を食べてください。
 本当にみんな疲れているんです。
 だから優先順位ベスト3を決めて
 それ以外は燃えないゴミの日に捨ててください。
 わかりましたか。」
さらに次の世代を生きる若い女性たちへの言葉。
(西原理恵子さん)
「もう結婚する前から決めましょうよ。
 フレックスタイムの旦那を選ぶ。
 決算の時期に親の葬式にも帰れないとか
 そういう職種の男を選ばないとか。
 共働きで女性だけが家事を負担しなければいけないとか
 子どもが熱が出た時に帰れないとか
 そういうことをちょっとでも良くしようと
 どんどんどんどんおばさんになって自分のわがままを主張してください。」


 

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