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韓国7人制ラグビー躍進 日本との絆

2020-01-31 07:01:11 | 報道/ニュース

1月14日 NHKNS1「キャッチ!世界のトップニュース」


7人制ラグビーの韓国代表。
経験豊富なフォワードに加え足の速い選手が多いのが特徴である。
去年11月に行われたオリンピック出場をかけたアジア地区予選。
決勝に進んだ韓国は体格で上回る強豪香港代表と対戦し
接戦の末
逆転で初出場を決めた。
韓国代表を率いたソ・チョノ監督。
GPSで選手の走行距離を分析するなど
データ重視の戦術でチームをオリンピックに導いた。
(韓国代表 ソ・チョノ監督)
「感無量で信じられない気持ちでした。」
香港戦の前
韓国代表チームは合宿所のテレビでラグビーW杯の日本戦を観戦。
韓国出身の具智元選手をはじめとした日本代表の活躍に刺激を受けたという。
(韓国代表 ソ・チョノ監督)
「具選手のワールドカップでの活躍を見て
 誇らしくうれしかったです。
 私たちもいつかできると思いました。」
韓国チームの躍進の背景にあるのが日本とのラグビー交流である。
この日ソ監督は大学ラグビーの強豪 流通経済大学を訪れた。
オリンピック予選の直前
流通経済大学の内山監督にコーチの派遣を依頼。
10年近く韓国のラグビーチームとの交流があったことから
チャールズ・ロウ コーチが3回にわたって現地で指導にあたった。
「コーチの派遣がなければオリンピック出場はかなわなかった」とソ監督。
大学側も長年の交流が見事結果に結びつき喜びを分かち合った。
(韓国代表 ソ・チョノ監督)
「内山さんに支援してもらい結果も出せました。
 感謝の気持ちでいっぱいです。」
(流通経済大学ラグビー部 内山達二監督)
「われわれノーサイドの精神と言うんですけども
 スポーツを通して全力で切磋琢磨しながら
 それが終わったら仲間としてより良い関係を作っていく。
 日本と韓国がいいゲームをして
 見ている人に感動や希望 勇気を与えるゲームをしてもらいたい。」
日本を訪問しエールをもらったソ監督。
東京オリンピックでの躍進を目指す。
(韓国代表 ソ・チョノ監督)
「私たちの準備次第だが
 1勝でも2勝でもオリンピック出勝ちたい。
 日本との対戦になったら言葉どおり
 死に物狂いでいきます。」

日韓関係は歴史問題など政治面で悪化を続けているが
ラグビー界では息の長い交流が続いていて
ノーサイドの精神が息づいている。
ソ監督は日本代表が強豪国を次々と打ち破っていくのを見て興奮したと話していた。
韓国出身でスクラムのかなめのプロップで活躍した具智元選手については
自宅で焼き肉をごちそうしたこともあったそうで思い出も深い。
ソ監督は
東京オリンピックでは日本代表も含め1試合でも多く勝つこと
実力を出し切るということはもちろん
それに加え
オリンピックで結果を残して日本のようなラグビーブームを韓国に巻き起こし
選手たちがプレーしやすい環境整備のきっかけにしたいと意気込んでいた。



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