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オーストラリア 子どもに大人気!ライフセーバークラブ

2015-02-01 08:00:00 | 報道/ニュース

1月19日 キャッチ!


オーストラリアでは街が海岸線にとって点在していることから夏の海水浴は生活の一部となっている。
そのため水の事故を防ぐ多くのライフセーバーが活動している。

シドニー中心部から車で30分。
東部のマンリービーチ。
この季節は日曜日の朝になると大勢の子どもたちでいっぱいになる。
一見 浜辺で遊んでいるようにも見える小さな子どもたちは実はライフセーバーの訓練を受けている。
オーストラリアでは20世紀のはじめ
昼間の海での遊泳が解禁されると海水浴ブームが到来。
それに伴って水の事故も増加した。
そこで海水浴客を救助する組織を作ろうと
1907年 シドニーの海岸に世界初のライフセーバークラブが誕生した。
100年余りたった現在 全国で約300のクラブが活動している。
各地のライフセーバークラブは子どもライフセーバークラブも運営。
全国で5歳~13歳までの約6万3000人が所属している。
海沿いの町に暮らす子どもたちには人気の活動である。
今年で創立50年のクラブには800人余りの子どもが参加。
年齢ごとにクラス分けをして訓練を行っている。
指導に当たるのは子どもたちの父親や母親。
ボランティアでライフセーバーを務めている親たちが子どもたちにその技術を教えている。
9歳のクラスに参加しているレクシーちゃんんは日曜朝のこの時間が大好き。
この日は沖で人がおぼれているという想定で救助に向かう訓練を受けた。
(レクシーちゃん)
「水の中にいると楽しいの。
 将来はたぶんライフセーバーになりたい。
 人を助けるのは良いことだから。」
クラブに参加して6年になる11歳の兄のルカくん。
元々おとなしい性格だったのがこの活動を通じて明るい子になった。
自分も地元で育った母親のリーさんは子供たちの成長をとても誇らしく感じている。
(母親 リー・ホワイトさん)
「海での危険を理解させたくて入会を勧めました。
 体力が付きサーフボードも上達して
 将来ずっと続けていけると思います。」
クラブでは訓練のほか海の環境保護や命の大切さなどを教える時間を作っている。
人を助ける技術を教えるだけでなく子どもたちの自立心をはぐぐむ役割も果たしている。
(ライフセーバークラブ  マーク・マニオン代表)
「皆で子どもたちの面倒を見ます。
 他の地域や学校の子どもたちも参加します。
 地域社会づくりの支援にも役立っているのです。」
はば広い世代が海に集うオーストラリアの夏。
ライフセーバークラブはコミュニティーのきずなを深める大切な絆になっている。

子どもたちが目指している本物のライフセーバーになるためには
ブロンズメダリオンというライセンスが必要で
受講資格は15歳以上。
ライセンスを取得してもシーズンごとに水泳・救助法・蘇生法など厳しい試験を受けなくてはならない。




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