銅版画制作の日々

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ウィンタ―ズ・ボーン(2011)★☆WINTER'S BONE

2011-11-03 | 映画:ミニシアター

 家族のために 未来のために、彼女は大人になるしかなかった――

評価:=60点

新京極シネラリーべにて鑑賞。実はこれ京都での公開はないと思っていた作品。先日東京の新宿武蔵野館で近日上映だとされていて、ちょっと気になっていた。

最近このシアター、邦画が多くて行く機会がなかったのですが、、、、。今回この作品が上映されるということで久々に行きました。

会員サービス特典もないシアターなので、ファーストデイを狙い鑑賞!

さすが1000円デイということもあって、お客さん多かったです。京都シネマなどでお見かける方もおられました。

さて映画ですが、ブログ仲間のmigさんがおっしゃるように、あの「フローズン・リバー」と重なります。

あちらはメリッサ・レオが演じる人生に疲れた中年女性が主人公。借金を返さないとトレーラーハウスを売らなければならない。その後、闇の世界に入り・・・・。
※マリサ・トメイじゃあなかったオリーブリーさん、ありがとう!訂正致します。

そしてこちらはジェニファー・ローレンスが演じる17歳の少女、しかも彼女は父が麻○で逮捕されている。その保釈金を返済しないと、家を追い出されるという状況。

2つの作品は確かに似ています。


17歳の少女リーは母に代わり幼い弟や妹の面倒をみなくてはならないという。

ジェニファー・ローレンス、流石の演技!うらぶれた姿だけど、ハングリーさのある強い少女役も上手いわ。実年齢は21歳らしいけど、17歳でもいける。

ということで、彼女の演技はさて置いて、どうも「フローズン・リバー」と比べてしまいます。

 

あらすじ(goo映画より)

ミズーリ州南部のオザーク山脈に住む17歳の少女リー(ジェニファー・ローレンス)は、年少の弟と妹をかいがいしく世話し、その日暮らしの生活をどう切り盛りするかで頭がいっぱいだ。ドラッグ・ディーラーの父ジェサップは長らく不在で、辛い現実に耐えかねて精神のバランスを崩した母親は言葉を発することすらほとんどない。

 
生活困窮のため、愛馬も手放すことに。

そんなある日、リーは地元の保安官から、警察に逮捕され懲役刑を宣告されたジェサップが、自宅と土地を保釈金の担保にして失踪、もしこのまま翌週の裁判に彼が出廷しない場合、リーたちの家は没収されると聞かされる

あてどない父親捜しを始めたリーは、何らかの手がかりを得ようと、親族や知人を訪ねることにする。だが薬物漬けの伯父ティアドロップ(ジョン・ホークス)は、リーを荒っぽく突き放す。父親の消息をタブー視する村人たちの過剰な反応ぶり、そして秘密を隠し持っているかのような態度にリーは不審を抱く。


友人ゲイル

そんなとき親友ゲイル(ローレン・スウィートサー)の協力を得たリーは、州境のバーに足を踏み入れる。そこで父親の元愛人エイプリル(シェリル・リー)と対面した彼女は、父親が深刻なトラブルに巻き込まれたらしいとの目撃証言を得る。

 

さらにティアドロップが重い口を開き、もう父親はこの世にいないことを仄めかしてくる。やがて裁判の当日、ジェサップはやはり姿を見せなかった。リーのもとにやってきた保釈保証人は、冷酷にも一週間以内に家を出て行くようにと告げる。

 

何とか自宅の没収だけは免れたいリーに残された唯一の手段は、既に父親が死亡したという証拠を見つけ出し、保釈保証人に手渡すことだった。どうやら父親はこの地域の掟に背いた報いを受け、何者かに殺されたらしい。リーは全ての真相を知っているであろうミルトン一族の長老への直談判を試みるが、一族が封印しようとしている父親の謎をこれ以上ほじくり返すことは、彼らの逆鱗に触れる行為だった。案の定、ミルトン一族の女たちに拉致されたリーは、凄まじいリンチを受ける。

そんな絶体絶命のリーを助け出したのは、意外にもティアドロップだった。命は救われたものの、もはやリーは家族とともに家を立ち退くしかなかった。だがリーの切なる思いが通じたのか、予期せぬ人物が彼女の前に現れる……。

 
ミルトン一族の助けを借りることに。。。。

実は鑑賞中、正直詳細が分からず、、、、。困りました(汗)それと途中睡魔に襲われまして。余計に混乱

父の消息にしても死んだという事実もなかなか把握出来ませんでした。ちょっとストーリーがつかめないというのが感想でした。

「フローズン・リバー」の方が分かりやすかったかも。リーが切羽詰まっているのも理解出来るんですが、どうもそのあたりがちょっと伝わりにくいような気もしました。


ここからネタばれです!

結局ミルトン一家の人が父が亡くなった経緯を知っていた。その遺体がある場所がこの湖だったんですね。何と水の中に手を突っ込んで探せ!とはね。

意外にもこんな展開となり、ちょっとびっくりしましたけど。

家族についてももう少し突っ込んで映して欲しかったし、、、ちょっと物足りなさも残りました。

 

母の病気もあまり語られず、、、、、。家庭の困窮さもそこまで感じられず。

メディア 映画
上映時間 100分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ブロードメディア・スタジオ)
初公開年月 2011/10/29
ジャンル ドラマ/サスペンス/犯罪
映倫 PG12

 

解説(goo映画より)

サンダンス映画祭でグランプリ&脚本賞の2冠に輝き、アカデミー賞では作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚色賞の4部門でノミネートされた、インディペンデント映画界の意欲作。ダニエル・ウッドレルの同名小説を基に、ミズーリ州の山間部の村に住む17歳の少女が、家族を守るため父親を捜しに、そして真実を追い求めて旅をする。心のすさんだ大人たちから罵声を浴びようとも、暴力に打ちのめされようとも、くじけず、諦めず…本作でオスカーにノミネートされた新星、ジェニファー・ローレンスの凛々しい姿が観る者の心を打つ。本作が長編2作目となるデブラ・グラニック監督は、ミズーリ州でオールロケを行い、土着性、地域密着のリアリティを追求した画作りとなってる。

 

 

 

 

Comments (7)
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