大きな岩のような悲しみは、やがてポケットの中の小石に変わる。
このコピー、良いですよね!!
評価:+5点=75点
ニコール・キッドマンがウディ・アレンの作品を降板して、この作品にかけたというくらい、キッドマン全身全霊な演技かも。。。。。
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」「ショートバス」のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が、「めぐりあう時間たち」のニコール・キッドマンを主演に迎え、愛するわが子を失った母親の悲痛な再生への道のりを繊細に描いたヒューマン・ドラマ。
右が監督。
ショート・バスは観たけど、あまり好みじゃなかったな。
ところで余談ですが、ニコールのこの美貌の裏にボトックスなるプチ整形をしたという話が?
それがこの写真↓
愛する息子を失いその悲しみで愕然となるシーンのこの顔。しわ一つないというところがどうもそうらしい。
名演技で力入れて頑張っているのに、、、、、。こんなこと書いてすみません!
愛する息子をある日不慮の事故で失ってしまうベッカ。病気で命を失われるなら、心の準備も出来ているだろうけど、これはあまりにも突然!
これを境にベッカは生きる糧を失ってしまう。
夫ハウイー・コーベットにはア―ロン・エ―カット。彼は息子ダニーの動画を何度も見ながら、失った息子のことを忘れることが出来ない。
お互いに心の傷はいえないまま8ヶ月が過ぎようとしていた。ハウイ―は息子ダニーの思い出を胸に焼き付け、何とか前に進もうと頑張る。しかしそれに比べてベッカは面影から抜け出せず、トラウマ状態のようだった。
いつしか2人の間には大きな深い溝のようなものが・・・・。
電話の使い方を教えたら、ダニーの動画を消してしまったベッカ
あらすじ(goo映画より)
郊外の閑静な住宅街に暮らすベッカ(ニコール・キッドマン)とハウイー(アーロン・エッカート)のコーベット夫妻。彼らの幸せな生活が一変したのは8か月前。一人息子ダニーが道路に飛び出して交通事故に遭い、わずか4歳でこの世を去ってしまったのだ。それ以来、2人の心には埋めようのない欠落感が生まれていた。
そんなベッカの気持ちを逆なでする存在がこの妹。警察沙汰となり、ベッカに頼る。
その上妹は妊娠だ。
ダニーとの思い出を大切にして前に進もうとするハウイーとは対照的に、亡き息子の面影に心掻き乱されるベッカ。同じ痛みを共有しながらも、夫婦の関係は少しずつ綻び始める。
喧々轟々のベッカはすぐに退散
ハウイーの提案で、身近な者に先立たれた人々のグループセラピーに参加するベッカ。だが、やり場のない苛立ちから、他のメンバーに辛辣な言葉を浴びせ、退席することになってしまう。
母もベッカ同様に息子を亡くしていた。そのことを話して、ベッカを慰めるが。そんな愚かな息子の死とダニーの死を一緒にされてはたまらないと反論!
立ち寄った実家でも、母親ナット(ダイアン・ウィースト)との間に漂う気まずい空気。
要するにベッカの心の中は怒りと消失感なんかで安らぎはまったくなかった。そんな時、あの少年と出会う。
その帰り道、ベッカはある少年(マイルズ・テラー)を目撃する。翌日、尾行して図書館に入ると、彼が返却した『並行宇宙(パラレル・ワールド)』という科学の本を借りる。次の日、ベッカはその少年から声を掛けられる。彼の名前はジェイソン。8か月前、ダニーを車で轢いた高校生だった。しかし、ベッカには彼を責めるつもりはなかった。ぎこちない対面を果たした2人は奇妙な安らぎを覚え、やがて公園のベンチで会話するのが日課となってゆく。
『並行宇宙』を読んでいることを打ち明けたベッカに、ジェイソンはそれを参考に描いた漫画を差し出す。タイトルは『ラビット・ホール』。科学者の父親を亡くした少年が、パラレル・ワールドに存在する別の父親を探すため、“ウサギの穴”を通り抜けるという不思議な物語だった。
一方その頃、ハウイーは心の癒しを求めるかのように、セラピーで出会った気さくな女性ギャビー(サンドラ・オー)と急接近してゆく。
お互いに埋められないもどかしさや悲しみを忘れるかのように2人は心のやすらぎを見つけたわけだ。
このシーンを遠目で観たベッカは涙してしまう。それは何故に?
ハウイ―は思いつめたように、ギャビ―宅を訪ねる事に。しかし門の前で思い返す。やっぱりベッカが、、、、。
幾度となくほつれかける夫婦の絆。ベッカとハウイーは、再び共に歩み出すことができるのだろうか……。
さて“ラビット・ホール(ウサギの穴)”とは、「不思議の国のアリス」でウサギを追いかけてアリスが落ちた穴の事。不思議の国に迷い込んでしまったアリスのように、子どもの死をきっかけに今までとは別な世界に迷い込んでしまったというたとえだろう。
(goo映画作品紹介から)
メディア | 映画 |
上映時間 | 92分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ロングライド) |
初公開年月 | 2011/11/05 |
ジャンル | ドラマ |
映倫 | PG12 |
- 公式ウェブサイト(英語)
オフィシャル・サイト
http://www.rabbit-hole.jp/