為政者が民衆から支持されるとは、どういうことでしょうか。
為政者は、自分のやりたいこと、貫徹すべきことは、手段を選ばず、身を賭けてやり遂げるものだと考えます。
それが政策を実行する力のある人です。
自分に資任が伴わない立場では、人は気楽に好きなことが言えますが、責任のある人はそうはいかないのです。
状況次第で変わる可能性のあることは、そもそも言ってはいけないのです。
好きなことが言える人は「評論家」です。
為政者や責任が伴う人なら前もって時間をかけて、どこから始めるかを考え抜き、周到に準備をしたうえで、初めて「こうしていく」を口にしなければなりません。
そういう駆け引き、準備、慎重さが必要です。
そういうことを持ち合わせず、饒舌にポンと口にしてしまう軽さに、人びとからの信頼が集まることはないでしょう。
最近、そのように思うことがよくあります。
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