箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

42期生の願いをのせて

2016年03月13日 08時15分35秒 | 教育・子育てあれこれ



あす、三中では第42回卒業式を挙行します。
体育館の舞台には、添付の写真の壁画が掛けられます。

この壁画について、解説します。
3年生が描いた卒業のイメージを美術科がつないで、絵にしました。タイトルは「絆」です。

全員で描いた絵をつなぎ合わせて、一枚の巨大壁画に仕上げました。

写真をご覧ください。

①砂時計の中から飛び出した虹が、42期生の夢を乗せて未来へと広がっています。

②右上の机の上には、苦楽を共にした熱いハートがのっています。

③三中で部活に励んだ証に、クラブグッズが壁画のあちらこちらにちりばめられています。

④文化祭・体育祭の思い出を、42をプリントした風船をつけた気球の中に積み込んでいます。

⑤今年はオリンピックの年なので、聖火も気球にのせています。

⑥右下の地球にドッシリと立つ男子生徒は、体育祭のフォークダンスで身に着けたTシャツをまとっています。仲間と過ごした三中での思い出に想いを馳せ、192名の夢をやさしく見守りながら、視線は左上の三中の校舎に向けられています。

⑦その三中の校舎からは、いままさに少女が羽ばたこうとしています。

⑧壁画の真ん中上部にある窓からは5羽のハトが飛び立ち、42期生を未来へと導いてくれます。

⑨左下には、門出をお互いに祝福しあうグー・タッチが描かれています。

⑩ジャック・スパロウのコンパス(羅針盤)が中央下に描かれ、指針は希望へと向いています。

さらに、センターに位置する紙飛行機は進路を夢の方向に向け、365日の人生のみちのりを願いを乗せて飛んでいきます。

42期生がどれだけ飛ぶのかという距離は問題ではなく、どこをどう飛ぶのかがいちばん大切なのです。

42期生の前途に幸あれと、校長から心より祈っています。