箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

家庭がいちばん大切

2018年07月09日 13時59分48秒 | 教育・子育てあれこれ


自分の子育ての経験から思うこと。

それは、家族にもっとも大切なのは、やはり親の幸せだという真理です。

親がいつも明るく元気な家庭は、ほかの家族の幸せにもなります。

今や、共働きが当たり前ですが、親が忙しくしていても、親が幸せそうにしていると、子どもも当然幸せを感じます。

親が満ち足りた心情でいると、親は子どもに優しくなります。

優しさとは、心に余裕があることから生まれます。

ですから、私は三中の親御さんには、毎日の子育ての励みになり、悩みの軽減になればと、ブログを書き続けています。

心の余裕は、親御さんが家族の様子(わが子だけでなく、おばあちゃんやおじいいちゃんも)に目配りをすることにつながります。

でも、人は心の余裕をなくしたときには、たとえば「あなたがいなければよかった」という言葉まで発してしまうことがあります。

「そんな子どもを傷つけることなんて、ぜったい言わないわ」。このように思われる人が多いでしょう。

しかし、心に余裕がなくなると、イライラして思わず言ってしまい、あとになって「あんなこと言わなけりゃよかった」と後悔することになります。

子どもは、親の様子や気持ちを敏感に察します。言葉にはしなくとも、お母さんがイライラしていると思えば、なにか家の手伝いをしたりして、怒らせないようにしようとします。

この点で、子どもは、じつにけなげなのです。

しかし、親に余裕がなければ家族への心遣いがてきません。

「私の親は、自分のことで精一杯だったんだ」。

子どもが、親になったとき、こう思い、苦しみをもち続けるのです。

どれほど、親にとって、仕事にやりがいがあり、充実していても、いちばん大事なのは家庭であり、家ではつとめて元気で明るい親のもとで、子どもは幸せになれます。