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自分の子育ての経験から思うこと。
それは、家族にもっとも大切なのは、やはり親の幸せだという真理です。
親がいつも明るく元気な家庭は、ほかの家族の幸せにもなります。
今や、共働きが当たり前ですが、親が忙しくしていても、親が幸せそうにしていると、子どもも当然幸せを感じます。
親が満ち足りた心情でいると、親は子どもに優しくなります。
優しさとは、心に余裕があることから生まれます。
ですから、私は三中の親御さんには、毎日の子育ての励みになり、悩みの軽減になればと、ブログを書き続けています。
心の余裕は、親御さんが家族の様子(わが子だけでなく、おばあちゃんやおじいいちゃんも)に目配りをすることにつながります。
でも、人は心の余裕をなくしたときには、たとえば「あなたがいなければよかった」という言葉まで発してしまうことがあります。
「そんな子どもを傷つけることなんて、ぜったい言わないわ」。このように思われる人が多いでしょう。
しかし、心に余裕がなくなると、イライラして思わず言ってしまい、あとになって「あんなこと言わなけりゃよかった」と後悔することになります。
子どもは、親の様子や気持ちを敏感に察します。言葉にはしなくとも、お母さんがイライラしていると思えば、なにか家の手伝いをしたりして、怒らせないようにしようとします。
この点で、子どもは、じつにけなげなのです。
しかし、親に余裕がなければ家族への心遣いがてきません。
「私の親は、自分のことで精一杯だったんだ」。
子どもが、親になったとき、こう思い、苦しみをもち続けるのです。
どれほど、親にとって、仕事にやりがいがあり、充実していても、いちばん大事なのは家庭であり、家ではつとめて元気で明るい親のもとで、子どもは幸せになれます。