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最近では、反抗期がないという子どもがいます。
思春期になり、反抗期がない子どもは、ある意味で心配です。
子どもに、反抗期がない理由はいくつか考えられますが、その一つに「親が怖いから」があります。
親がしっかりしすぎていて、親が怖く反抗なんかできないという子がいます。
「怖い人」というのは、父親の場合が多く、小さいときからちょっとしたことで怒られた。殴られたことが何度もある、
このような場合は、身体的虐待と捉えますが、それ以外に、心理的虐待もあります。
いつも機嫌が悪いとか、ちょっとしたことで大声で怒鳴りつけられたので怖かった。
だから、怖くて反抗などできない。
親が怖くて、反抗できずに育った子は、自分に自信がもちにくくなります。
自分の考えを主張できにくくなります。
恐怖心が強く、人を怒らせるのが怖く、他者に対して自分の考えや意見を言えないのです。
何でも親の言う通りにしなければならなかった子どもは、自由がなかったので、自分で決めることも苦手です。
社会人になると、仕事を断ることができずに、何でもやることになるので、無理な仕事を押し付けられてもやってしまい、うまくいかず、また怒られるという負の連鎖にも陥ることもあるようです。
DV・虐待は、これほどまでに深刻な影響を、子どもに与えます。