
あなたを支配するのは、できごとではない。
そのできごとに対するあなたの見方が支配するのだ。
これは古代ローマ皇帝アウレリウスが言った言葉です。
1800年以上も前の言葉ですが、色あせるどころか、かえって今の時代には、よけいに輝きを増してくるように、私には思えます。
それは、哲学が人間の生き方から導き出される真理をついた学問であり、時代が移り変わっても通用する教訓が生きているからしょう。
中学生も生活を送るなかで、試練やつらいことに出会います。
つらいこと、困難な難題を避けるのではなく、自分にとって意味のあるできごとと、捉えることで前向きに取り組んでいけます。
このことは、私自身も今までの人生で実感していることで、困ったできごとに直面したときには、たしかにたいへんでした。
でも、今になって思えば、まわりの協力やサポートを受けて、助けられて、結局、自己を伸ばすことができたと思っています、
三中生も、試練やつらいことに出会っても、それをプラスの見方で捉え、ねばり強く、あきらめないで、がんばる子であってほしいと願います。