私は、10年ほど前に『感染列島』という映画を観ました。
その映画は、新型の鳥インフルエンザが、日本に広がり猛烈な勢いで広がり、人の命を奪っていくという状況の中、その感染阻止にむけ、主人公が必死で活動するというストーリーでした。
その映画の中での印象的な言葉がありました。
それは、「たとえ明日、世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える」でした。
この言葉は、あとでヨーロッパで宗教改革に奔走したマルチン・ルターのものだと知りました。
明日のこと、将来のことを思い煩うのではなく、今というとき、今日一日を精一杯生きろという意味に、私は解釈します。
かつ、ただ単に生きるのではなく、明日のために木を植えるのです。
思えば、中学生もさまざまなことで、思い悩むことが多い年頃ですが、思い悩むよりも、今できることにしっかりと取り組むべきです。
また、将来のことを展望し、例えば英語のスピーキングにがんばるとか、部活のスポーツに精を出すとか、1週間に1冊の本を読むとか、何かに取り組むのがいいのです。
教育は未来への「先行投資」だといわれます。
だから、今、木を植えるのは、自分の未来への先行投資になります。