秋元康プロデューサー・作詞家が、高橋みなみに言った言葉が次の通りです。
誰からもよい人だと
思われることを目指すと、
誰からもどうでもいい人に
なってしまいます。
だからこれからは
きらわれる勇気をもちなさい。
人は誰しもきらわれたくないと思うものです。
でも、人から、きらわれることを恐れるより、欠点があってもいいので、それ以上に魅力のある人になったほうがいいと説いています。
人からどう思われるかを気にしすぎると、思いきったことができなくなります。
だから、結果を出したいときは、きらわれる勇気をもちなさいという教えを伝えたのです。
かといって、相手がどう思おうと構わず、対人関係に全く無頓着なのも困ります。
一生けん命に気を配り、多くの人にとってよかれと思ってとった言動であれば、きらわれることもあるが、それはきらわれても気にするな、ということでしょう。
ところで、いまの中学生は、全般的な傾向として、きらわれることを極端に怖がることが多いです。
多くの人たちから「いいね」という承認が欲しいのです。
今という時代の中で、そんな承認願望をもっても仕方ないとは思います。責めることはできません。
でも、誰からも好かれて、どうでもいい人になるのは、結局本人が満たされなくなるのです。
こう思うので、この言葉を聞いて、きらわれる場合もあるのだ、全員と仲良くするのはムリみたいとわかった上で、学校生活を送ってほしいのです。
いまの中学生は、一部できらわれても、多くの人から支持を得て、挑戦して結果を出すような人になってほしいと、わたしは考えます。