箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

自分を認め、信頼する子

2020年02月19日 06時52分00秒 | 教育・子育てあれこれ





私たちの一生には、じつにさまざまなできごとがあります。

楽しいこと、うれしいこと、苦しみ、悲しくつらいことなどに出くわします。

そのようなとき、何があっても、自分を信頼できる、自分を認めることのできる人、自分は大丈夫だと思える人は、頼もしいものです。

ものごとがうまくいかないで落ち込むことがあっても、短所があっても、わたしはわたしと自分を認める感覚をもつことが、子どもにとっても、たいへん大切です。

そういう子どもは、つらくても耐えようとします。失敗しても、またやり直したらいいと思います。

また、人との関係においても、気にいってもらえるように振る舞う必要がなく、ありのままの自分でいいと思います。

もちろん、人との関係で周りがその人をはげまし、助けになってくれることもあります。

しかし、最後には、結局、本人が自分を信じて、ものごとを受け止めようとする力が決め手になります。

子育てや教育では、自分を信頼できて、自分を認める子に育てることが、学習でも、学校生活でも、家庭生活でも、地域での暮らしでも、将来の職場でも、意欲をもって前向きに生きることができます。

そのためにも、大きな役割を果たすのは親です。

わが子のすべて、長所も短所も認めて、すべてを愛することで、子どもが自分を認める芽が育ちます。

親から受け入れられ、認められない子が、自分を信頼して、自分を認めるようになることはないからです。