世の中に「先生」と言われる人はたくさんいます。
政治家、医師、弁護士、教師など、人は相手をに対して、「先生」という場合が多いようです。
でも、学校の先生だけはちょっとかわっています。
学校の先生のなかには、自分のことを指して、児童生徒に「先生は」と言う人がいます。
私は教職35年以上の中で、自分のことを「先生は」と言ったことは、皆無といっていいほどありません。
自分から「先生は」と言わないのは、理由があります。
人間関係において、「先生」という言葉は、必然的に力関係につながりやすいのです。
「先生」は教える人、子どもは教えられるものという関係に無頓着になってしまうと、命令的になったり、圧迫的な言動になったりします。
「先生」であるが故の、強引な指導になります。
先生と児童生徒は、対等な関係であると思います。
「わたしは」でいいと思います。