九州地方の公立高校には、「朝補習」(「朝課外)があるのが伝統です。
いわゆる「0時間目」というもので、正規の1限から6限までの授業に対して、課外授業として行われます。
「予備校に行かず、関西・関東圏の大学に合格できる」というのがウリになっています。
その朝補習の影響か、九州地方の10代の睡眠時間は短く、6時間未満の1位から5位まですべて九州の県になっています。
今の時代にあう制度でしょうか。生徒は眠い目をこすりながら登校します。
昼食の弁当をつくる親は、さらに早起きを強いられます。
「そうきまっているから」で、親も学校の厚意はありがたく思う一方で、何とかならないも
のかと感じている人もいるでしょう。
とかく夜型の生活になりがちな今の時代の生徒たちに、早朝の学習をさせるのが効果があるのか、科学的な知見に基づく必要がありそうです。
高校生の健康が第一だと思います。
中学生も部活の朝練についても一考の余地があります。
今はコロナ禍で朝練はあまりやっていませんが、その前までは朝練をやっている学校、部活はありました。
いまは、全国的に部活動改革を進めていくことになっています。
朝練の教育的効果も考えていくべきです。