箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

ほどほどの緊張感

2021年03月23日 18時29分00秒 | 教育・子育てあれこれ

 わたしは通算で6年間、中学校の校長を経験しました。
 
何度も全校生徒や学年生徒、保護者、地域の人たちに、校長あいさつや講話、スピーチをしましました。
 
なかでも、卒業式や入学式での式辞は、何度話していても緊張感をもちます。
 
大勢の人が注目していて、生徒たちにとっては一生に一度の式でであり、失敗できないからです。
 
けっして発言してはいけない禁句もあり、緊張感は高まります。
 
緊張感はあまり強いと、話す側にとってのプレッシャーになり、思い通りの式辞にならないことがあります。
 
しかし、ほどほどの緊張感をもちながらリラックスした気分で話したほうがうまくいく場合が多いようです。
 
 
緊張感は、乗り越える経験を積むと、習慣というかクセになります。
 
どんなに緊張感がある場面に遭遇しても、自分の役割をしっかりと果たすことが大切です。
 
そのあとには乗り越えたという自信をもちます。また、達成感を得ることになります。

これからのキャンパスライフ

2021年03月23日 08時44分00秒 | 教育・子育てあれこれ
新型コロナウイルス感染防止のため、大学がおもにオンラインで授業を行い、1年がたちました。

大学にあまり行かない学生が多くなり、大学生活にはどんな影響があったのかを考えてみます。

例年、大学では春にサークルやクラブが新歓(新入生歓迎)のイベントを行い、新入生が入部・入会をします。

ところが、去年の春はそのようなイベントができず、どこのサークル・クラブでも、例年の新入部員の数より大きく減りました。

学生は家にいることが多くなり、キャンパスライフを楽しむことができず、「同じ学部やクラブの友だちがあまりできなかった」と昨年1年を振り返っています。

「大学生になれない大学生」だった1年というディメリットがあったようです。

一方で、授業、生活、就活、友達のありかたについて、自分に向き合い、自分をみつめる時間を多くもつことができたというメリットもあったようです。

家でアプリを使い、動画を多く見ていた人もいます。

大学に行かず、家にいる時間がもったいなくなり、秋頃からバイトをなんとか見つけ、人間関係を広げることができた学生もいました。

4月から新年度がはじまりますが、いまの新型コロナの感染状況をみれば、大学生が自由にキャンパスに入る状況の変化は望めないでしょう。

それに、今後はコロナ禍が収束しても、すべての授業が対面式に戻るのではなく、オンライン授業が一定程度は残っていくことになることが予想できます。

そのようなウィズコロナ、アフターコロナの時期に、どのように充実した大学生活を送っていくかを、それぞれの学生が考えなければならない。

このような時代になっていくと予想します。