わたしは通算で6年間、中学校の校長を経験しました。
何度も全校生徒や学年生徒、保護者、地域の人たちに、校長あいさつや講話、スピーチをしましました。
なかでも、卒業式や入学式での式辞は、何度話していても緊張感をもちます。
大勢の人が注目していて、生徒たちにとっては一生に一度の式でであり、失敗できないからです。
けっして発言してはいけない禁句もあり、緊張感は高まります。
緊張感はあまり強いと、話す側にとってのプレッシャーになり、思い通りの式辞にならないことがあります。
しかし、ほどほどの緊張感をもちながらリラックスした気分で話したほうがうまくいく場合が多いようです。
緊張感は、乗り越える経験を積むと、習慣というかクセになります。
どんなに緊張感がある場面に遭遇しても、自分の役割をしっかりと果たすことが大切です。
そのあとには乗り越えたという自信をもちます。また、達成感を得ることになります。