昼間にはギラギラ照りつける太陽が続く今日この頃。
最近の暑さは尋常ではないほど、地球温暖化が進行しているのを実感します。
そのような真夏ではあるのですが、わたしの住まいの近辺では、夜になると空には月が出て、防火水槽の澄んだ水面にその月が映っています。
天月(てんげつ)の清水(せいすい)に浮かぶがごとし。
つまり、ある人と大切な他者との関係は、天の月が澄みきった水面におのずとその姿を映すような関係なのです。
人間関係が疎遠になりがちな現代であっても、親子関係、家族関係などの血縁関係。
ある人とその恋人の関係。
仕事上での会社員と大切な同僚の関係。
学校でなら、ある生徒と仲良しの友だち関係。生徒と信頼を寄せる先生との関係。
これらはすべて、天の月と水面に映る月の関係です。
いま、日本社会では、総世帯のおよそ3分の1はひとり世帯になってしまいました。
無縁社会がジワジワと押しよせる今という時代にあって、天月が清水に浮かぶような人間関係・契りを大切にしたいです。