わたしが小学6年のとき、地元大阪の千里丘陵を切り開き、万博が開催されました。
何度もEXPO ‘70を見に行ったのを覚えています。
ときは、高度経済成長時代であり、さらに未来社会での科学技術の進化を展望する博覧会になりました。
しかし成長経済のツケとして、公害病が深刻化していました。
そこで、「人類の進歩と調和」をテーマにしました。
20世紀の万博は先進国が都市に先端の技術の巨大な見本市を作り、国の力を見せました。
21世紀はこれから経済成長する国や内戦がおさまった世界が直面する課題の解決を追求する場となりました。
そこで、2005年の愛知万博が「自然の叡智を掲げ、2015年ミラノ万博が「地球に食料を、生命にエネルギーを」と謳いました。
そして、2025年大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で誰一人取り残さない社会を作ろうという開発目標(SDGs)に沿って「いのち」の問題を考える博覧会と決まりました。
新型コロナウイルスの感染拡大で世界中の人々が「いのち」の危険を感じました。
ロシアのウクライナ侵攻など国際情勢も緊迫し平和が脅かされる事態となっています。
私たちは世界の人々とともにすべてのいのちを大事にするというメッセージを発する場になることが、今回の大阪万博に要求されるのでしょう。
今回の万博が、今世界が直面している課題の解決策を提案できる機会になることが期待されます。
そして、大阪が国際都市として、世界に存在感を示すことができれば大阪万博2025年は成功と言えます。
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