学校の教師は、ときとして、生徒を叱ります。
叱ってばかりで、生徒をまったくほめたり、生徒のおこないをあまり評価しない教師もいます。
そうではなく、ふだん生徒を適切に認めたり、ほめたりする教師が、生徒を叱るときの気持ちを考えます。
何かが変わると思うから叱るのです。
“叱る”ことは、エネルギーを使うことです。
できるなら、誰もが叱りたくないと思います。
また、叱ると反発を受けることもある。
それでも叱ったりするのはなぜなのか?
叱ることで、何かが変わると思っているからです。
また、よく言われるように、叱ることと怒ることはちがいます。
怒ることは、怒る側が感情的になっています。
怒る・怒られるの関係が固定化されてくると、怒られる側は萎縮して、怒られない、怒鳴られないことを意識するようになります。
だからチャレンジをしないようになります。自分の頭を使って考えなくなります。
怒らない指導とは、言葉の使い方さえも変わります。
「ミスをするな」は「慎重にやろう」、「〇〇がなぜできないのだ」は「△△ができているよ」という伝え方をします。
このとき、生徒の表情はパッと明るくなり、のびのびと行動できるようになります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます