箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

教職員が感じていること

2020年12月06日 06時26分00秒 | 教育・子育てあれこれ

新型コロナウイルスが猛威をふるっています。

たくさんの子どもが通う学校でも、感染防止に努めています。

教職員へのアンケート
コロナ禍のいま、悩んでいることは?

○検温や健康管理について、真剣に取り組んでくれる家庭と適当な家庭があるので、形式だけになってしまっている。
楽観的な保護者に自粛や対応をお願いすることは、学校の立場からは難しい。

○修学旅行や体育祭、合唱コンクールなどの実施について、慎重さを求める保護者がいる一方で、これまでどおりの実施を求める保護者もいて、学校が板挟みになっている。

○ICT推進が求められるなか、ICTを使うことができる人に仕事が偏り、仕事量のバランスが悪くなっている。

○子どもたちの声を聞いていると、「最後まで話を聴いてくれない」「どなる」「命令口調」など若手教員よりも圧倒的にベテラン教員への困りごとが多い。
教員間にも年齢や経験のヒエラルキーがあり、遠慮や我慢、迎合が生じ、管理職の目が届かない部分がある。フラットな対話や耳の痛いことを言い合える雰囲気が薄い。

このような意見がありました。

よかれと思いやっていることを、教職員はどう受け止めているか。

管理職の人は、職場環境の改善、はたらきかた、教職員へのかかわり方をあらためて見直すべきだと思います。

(教育雑誌『教職研修』2020年12月号、コロナ禍のなか、教職員へのアンケートより)



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