電車に乗ると、前の席は8人掛けになっています。
その座っている8人の乗客を見ると、多いときには8人が8人ともスマホを見たり、触ったりしています。
これほど、深く私たちの生活に入り込んだスマホですが、みなさんはそのスマホで何をしているのでしょうか。
わたしの場合は、車内ではブログを打っていることも多いです。
ほかには動画を見ている人やSNSをしている人がいる以外に、オンラインゲームに夢中になっている人もけっこうたくさんいます。
わたしはゲームをしませんが、夢中になっている大人は少なくはありません。
大人がこれほど楽しむコンピュータゲームです。
子どもたちもゲームをしても当然だと思いますが、勝手なことにその光景を見る大人は不安になります。
ゲーム依存にならないだろうか。
そのように心配する前に、あなたが依存症になっていないか。自分のことをまず心配しなさいとわたしはいいたいのですが、教育関係者としては子どものゲーム依存に関心を持ちます。
昔のTVゲームとちがい、インターネットにつないだオンラインゲームはたくさんの人で同時にゲームができるなど、複雑化し面白くなっています。
それにはまり込むと、時間や使う頻度が自分でコントロールできない。学習など他にやることがあるのにゲームを優先して、結果的に家庭生活や学校生活に影響が出る。
こうなってくると、その子はゲーム依存にはまっていると言っていいのかもしれません。
ゲーム依存になっている親が、わが子のゲーム依存を止めようとしても、説得力をもたないかもしれません。
でも、「子どもは大人のように自制できにくいから心配なんですよ」と言われれば、それは一面の真理をついています。
そこで、わたしが客観的に子どもゲーム依存について考えることを紹介します。
そもそも、子どもがインターネットやゲームを使わないというのは現実的ではないですし、期待もできません。
そうなると、うまいつきあい方を子どもに勧めることになります。
また、子どもからゲームをとりあげてはよくありません。
なぜなら、今の子どもは大人が想像する以上に、学校生活、ときには家庭生活でもストレスを受けています。
友だち関係では、気をつかいながら学校生活を送っています。
周りの様子を見ながら、自分の意思決定をしたり自分の行動を制御したりしています。
だから、疲れるのです。
そのような現状に対して、学校の教職員は居心地のよい学校生活を送れるようクラスづくり、仲間づくりをすすめるのですが、ときには行き届かないこともあるのです。
その点で、満足いかないことやイヤなことが学校であったとき、自宅で楽しむオンラインゲームは癒しなるし、やすらぎを得るツールにもなるという側面があります。
大人が無理矢理にさせないようにしても、子どもの心は空虚感がふくらむこともあります。
だから、オンラインゲームを否定せず、ある程度は楽しめるようにしておきます。
そして自然と触れ合う体験としてキャンプやアウトドアの活動を楽しむようにしむけるのは効果的だとわたしは思います。
または、自分も社会とかかわり、貢献することができることを理解するバイトなどの体験をするとかの活動は、オンラインゲームとはちがったエネルギーを得ることができると思います。
子どもがうまくオンラインゲームとつきあう方法を見つけていくのがいいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます