今回のブログでは「属性」という言葉を考えます。
属性とは、そのグループで共通して備わっている性質や特徴という意味です。
アンケート調査などでは、性別、世代、学歴、職業、年収などが属性に含まれますが、ここでは国籍や人種も属性に含めます。
そして、一般的に日本人は、この属性にこだわりをもったり、執着する傾向が強いと私は思います。
属性とセットになって考えられることが多いのが、共通にもっている性質や特徴であり、これは今の時代では、きめつけやステレオタイプにならないという「あそび」は必要です。
かりに共通した性質・特徴があったとしても、一人ひとりの人間であり、その人個人としてみることが必要になります。
令和の時代になり、日本では「多様性」という言葉が流行語のように使われています。「多様性を認める」とか「尊重する」と使われます。
そこでは、「属性できめつけず、人個人としてみること」が多様性の尊重であるという主張になります。
しかし多様性とはもとからあるものであり、だれかが認めるものでも、認めないものでもないはずです。
本来は、それをことさら強調するものでもないはずなのです。
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