私たち人間の体は、今までずっと脳が考え、判断を下し、神経を通して全身の筋肉とか臓器に命令を送り動かすと考えられてきました。
しかし最近の医学では、肝臓なら肝臓が、腎臓な腎臓が、脳の指令に関係なく、自分の働きとして体を監視し、ホルモンを増減させて、健康が維持されていることがわかってきました。
すなわち、それぞれの臓器は、自分の裁量で全身の健康のバランスに寄与しているのです。
ということは、私たちの体は、脳への中央集権型でなく、地方分権が行き届いた集合体であると言えます。
ところが、体は常に健康かといえば、現代社会を生きる私たちです。ずっと刺激にさらされ、ストレスをため込んでしまうことが多く、体の具合が悪くなることもあります。
体にも心にも負担がかかるのが現代社会です。
だから、私たちは定期的に臓器の悲鳴や心の叫びをしっかりと聴いてやらないと、体や心はパンクしてしまうのです。
そのような時代を、私たちは生きているのです。
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