先日、舅が入所している老人保健施設へお見舞いに行った帰りに、あいち健康の森の蓮の池を鑑賞してきました。
蓮の花言葉は、清らかな心・神聖。
大乗仏教経典の「維摩経(ゆいまきょう)」には、如高原陸地不生蓮華。卑濕淤泥乃生此華。 ((意味は「高原の陸地には蓮花は生えない。汚泥の中からこそ蓮花は咲く。」) とあります。
泥の中から咲く蓮の花は、泥の中にありながら清く美しく咲く、ということ。
【蓮葉(はちすば)のにごりに染(し)まぬ心もてなにかは露を玉とあざむく】(巻三夏歌165)
(ハスの葉は、濁った水の中に生えていながらきれいな心を持っている。なのに、葉に置く露を玉に見せかけて人の目を欺くのはどうしてだろうか。)
上の朝顔は、愛孫娘の朝顔。
夏休みの宿題で朝顔の観察日記を書くそうで。
紫の朝顔の花言葉は、冷静・平静。
【はかなくて過ぎにし方を思ふにも今もさこそは朝顔の露】(山家集 西行)
(はかなく行ってしまった過去を思うにつけても、この現在もまた同じように無常である。はかなく消える朝顔の露のように。)