S美さんへ
昨日の貴女との会話から、「生きる」ことについて改めて考えてみました。
その中で、私の大好きな詩「生きる」(谷川俊太郎)が思い浮かびました。
この詩について、改めて調べてみると、知らなかったことが…。
「生きる」(谷川俊太郎)
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎていくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
mixiのコミュニティで
「谷川俊太郎氏の傑作の一つ「生きる」にちなんで、ここでもみなさんの「生きる」を繋げて一つの詩みたいなものを作りませんか?」
と言う問いかけで始まった取り組みが爆発的に拡がり、それに呼応した街の絵画教室で生まれたある小学生の詩の作品が感動を呼んでいます。
それは、2015年2月小学6年生の女の子が書いた詩です。(以下)
生きているということ
いま 生きているということ
水色の空を見てうれしくなること
深緑の葉を見て幸せになること
夢がかかえきれなくなること
進む道が 見えること
生きているということ
いま 生きているということ
それは黒色 それは真夜中
それは雷 それは台風
それはクラムボン それは江戸川乱歩
昔の「きらい」が「好き」になること
進む道が かわること
生きているということ
いま 生きているということ
からかわれてはらがたつこと
おこられてはずかしいこと
しっぱいをこうかいすること
むしをいやがること
くらいよみちをこわがること
じぶんがきらいになること
進む道が 見えなくなること
生きているということ
いま 生きているということ
絵をかくのに夢中になること
だれかの不幸を悲しめること
だれかの幸運をいのれること
いま いまが楽しいこと
道が見えなくなっても
あるくこと
(以上、インターネットサイト「Conobie」より、拝借しました。)
私自身にとっても、貴方との会話がきっかけとなり、良い刺激を受けました。
ありがとう
以前、ある女子高の生徒たちに講演しました。
古くて恐縮ですが、往年の名作「愛と死を見つめて」の話をしました。その中で、
「病院の外に健康な日を三日下さい。一週間とは欲ばりません。ミコは飛んで帰って、
「1日目は、おじいちゃんの肩をたたいてあげたい。お母さんと台所に立ちたい。
お父さんにに熱燗つけて、おいしいサラダを作り楽しい食卓を囲みたい・・・。」
だったかな。少し曖昧ですが。終わった時、生徒たちは皆涙ぐんでいました。
その後、私に感想の手紙をくれた子もいました。もしまた、そのような機会があったら
この詩を紹介したいなぁ、なんて思いました。もう老骨にはお呼びは掛からない
かも知れまえんが。すみません。長々と余計なことを連ねてしまいました。
どうぞご寛容にお願い致します。
病気になって色々な事に改めて思う…
今まで当たり前だった事、食べる、笑う、泣く、歩く…何もかもに感謝をする様になった
健康が1番です❕今を生きさせてもらって感謝です❕
あなたと出会えて感謝です❕
心強いお言葉、メッセージ有難うございました🙇