mezoさんへ
先日(10/18)のマイブログへの早速のコメントありがとうございます。
以前から俳句の季語を今の四季にてらしての「ずれ」が気になっていたので、mezoさんの言葉に刺激を受けて調べてみることにしました。
■季語と旧暦
・季語は昔使われていた旧暦(太陰暦、陰暦)をもとに分類されています。旧暦は月の満ち欠けによって日を決め、満月の日を十五日とした昔の暦です。現在採用されている新暦(太陽暦、陽暦)は地球が太陽の周りを一周する時間、365日を一年とするもので、明治六年(1873年)に採用されました。
・「立春」とは「春の始まる日」という意味で、旧暦で立春は一月の初めにあたりましたから、春の始まりの月は一月です。同様に夏は立夏を迎える四月から、秋は立秋を迎える七月から、冬は立冬を迎える十月からということになります。
※旧暦での立春は約30年に一度だけ旧暦1月1日と重なるが、ほとんどの年は元旦と重ならない。
・ちなみに新暦では立春が二月四日ごろ、立夏は五月六日ごろ、立秋は八月八日ごろ、立冬は十一月八日ごろですから、旧暦と違い春は二月から、夏は立夏を迎える五月から、秋は立秋を迎える八月から、冬は立冬を迎える十一月からとなります。
・ただし、厳密には立春の前日である節分(2月3日頃)までが冬であり、「節分」は冬の季語となります。以下、立夏の前日である5月4日頃までが春、立秋の前日である8月6日頃までが夏、立冬の前日である11月6日頃までが秋です。梅雨が明けて間もなく小学生たちは夏休みに入り、気候的には夏の盛りを迎えるわけですが、夏休みの中頃(8月7日頃)にはもう暦のうえでの秋を迎えることになります。
・俳句の季語は旧暦をもとに分類されており、新暦とは約1か月のズレ(遅れ)がありますから、今の感覚ではとらえにくいものがあり、注意が必要です。たとえば「七夕」は七月の行事ですが、旧暦では七月は秋の始まりの月でしたから、秋の季語となります。
・同じ春の季語でも「元旦」や「初夢」などと「茶つみ」や「八十八夜」などとは三か月近くも時期が離れており、陽気に相当の差があります。「梅」の花も「桜」の花に先立って咲きますから、季節の移ろいをも念頭に季語の学習を進めるとよいでしょう。
(インターネット調べ)
という訳で、旧暦と新暦(現代)の差から「ずれ」が生じているようです。
この所続いている異常気象からこの「ずれ」は年々大きくなっていくのでは…
先日のニュースのように、秋に桜が咲いちゃったりして…
どちらにしても、古くからの決まり事を変えるということは、中々難しいのでしょうねえ。
俳句の季語だけではなく、あちこちで現代との「ずれ」が生じてきているような気がします。
過渡期なのでしょうか
余談ですが、以前「夕焼け」を題材に短歌にしたことを思い出しました。
夕焼けに わが身を重ね あざあざと
老いし時経て 朝焼けを待つ (2006.11.22 Mrs.modest詠む)
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