昨夜(7/25)は、「うたで楽楽ドイツ語講座④」でした。
課題曲は、「ちょうちょ」(日本)。
ドイツの原曲は、Hänschen klein「幼いハンス」クリック
歌詞の内容は、やはり日本のものとはかなりの違いが。
「Hänschen klein」
1.
Hänschen klein ging allein
In die weite Welt hinein.
Stock und Hut steht ihm gut
Ist gar wohlgemut.
Aber Mutter weinet sehr,
Hat ja nun kein Hänschen mehr.
"Wünsch dir Glück", sagt ihr Blick,
"Kehr nur bald zurück !"
<1番のストーリー>
まだ幼いけど好奇心旺盛なハンス君は、ある日広い世界へ冒険の旅に出る事を決意します。よく似合う帽子と杖を持って、ご機嫌で歩いて行ってしまいました。お母さんはひどく泣いて悲しみましたが、それでも息子の幸運を祈り、心の中では、すぐに帰って来てほしいと願っていました。
2.
Sieben Jahr, trüb und klar,
Hänschen in der Ferne war.
Da besinnt sich das Kind,
Eilet heim geschwind.
Doch nun ist's kein Hänschen mehr,
Nein, ein großer Hans ist er,
Braun gebrannt Stirn und Hand.
Wird er wohl erkannt ?
<2番のストーリー>
晴れの日も曇りの日も、ハンス君は冒険の旅を続け、いつの間にか7年もの間、異国の地で過ごしていました。ホームシックになったのかどうか分かりませんが、ある日ふと考え直して、急に故郷に帰りたくなったハンス君は、急いで家路へと向かい始めるのでした。
3.
Eins, zwei, drei gehen vorbei,
Wissen nicht, wer das wohl sei.
Schwester spricht:" Welch Gesicht",
Kennt den Bruder nicht.
Doch da kommt das Mütterlein,
Schaut ihm kaum ins Aug hinein,
Spricht sie schon "Hans, mein Sohn !
Grüß dich Gott, mein Sohn !"
<3番のストーリー>
7年の月日は、幼いハンス君をすっかり別人に変えていました。体は成長し、顔や腕は真っ黒に日焼けして、人目見ただけでは、それが昔旅立っていった幼なかった頃のハンス君と同一人物であるとはほとんど気がつきません。
生まれ故郷の町に着いたハンス君でしたが、1人、2人、3人と、行き交う人は誰もそれがハンス君だと気がつかずに素通りしていってしまいました。いよいよ生家に帰り着いたハンス君でしたが、妹でさえも、「どちらさまでしょうか?」と兄であることに全く気がつかなかったのです。
街の人や妹でさえも気が付かなかったハンス君のもとへ、お母さんが歩み寄ってきました。見た目や体つきこそは昔とすっかり変わってしまっていたハンス君でしたが、お母さんは、彼の目を見つめると、すぐにこう叫んだのです。
" Hans, mein Sohn, grus dich Hans, mein Sohn!"
「ハンスや、私の息子よ、おかえり、私の息子よ!」
(「世界の民謡・童謡」より)
「ちょうちょちょうちょ」(野村秋足作詞)(1947年改作版)
ちょうちょう ちょうちょう 菜の葉にとまれ
菜の葉にあいたら 桜にとまれ
桜の花の 花から花へ
とまれよ遊べ 遊べよとまれ
歌詞の中で、これは覚えておいた方が便利ということで…。
"Wünsch dir Glück" あなたの幸運を祈ります!
早速、使おう
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