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今日から練習をし始めた「そのひとがうたうとき」について、調べてみました。
(コーラスのお仲間から、詩の意味がいまひとつ理解できないとの言葉があったため)
「そのひとがうたうとき」は、谷川俊太郎による詩。詩集『どきん』(理論社)に収録されている。漢字が一切使われておらず、平仮名のみで書かれている。
「そのひとのうたううた」とは―
平和を祈る人の心の強さを「そのひとがうたうとき」という具体的な動詞で表した詩だと思います。
また、「歌(音楽)」の持つパワーという意味でもあると思います。
つまり、平和を祈る人々の心(歌、音楽)は、
〜遠くから
踞る一人の年寄りの思い出から
海のうねりの深みから
明日の雪の静けさから
忘れ去られた祈りの重い呟きから
来る〜
距離や時間を超えたものであり
また、それ(平和を祈る人々の心(歌、音楽))は、
〜枯れることのない深い井戸であり
見えない罪人をも抱きとめ
大地をも打ち
光の速さをも捉え〜
神々しくもある非常に強い愛のパワーであり
〜まだ生まれない赤ん坊のかすかな足音へ澄まされる
夜の中の見知らぬ子供の一粒の涙は
どんな言葉ももどかしいところに
ひとつの確かな答えが聞こえる〜
平和を祈り命を尊ぶことなのだと
そして、それ(平和を祈る人々の心(歌、音楽))は、
国境も砂漠も超え
不幸せな人の下まで
どこまでも遠くまで届くという事だと思います。
(以上、インターネット調べ)
(補足)
この合唱曲(作詩:谷川俊太郎 作曲:松下耕)は、北京語ヴァージョン(「當歌聲響起的時候」)も演奏されたことがあるそうです。
因みに、私たちが歌うものは木下牧子作曲のものです。