桔梗濠の脇を通り抜けて、散策を続けていきます。この界隈は、皇居前広場と皇居東御苑(江戸城本丸)の境目を構成しているエリアとなっています。
濠の水面脇にも黒松の木々が植えられていて、木々越しに「宮内庁」の庁舎の建物が見えました。
芝生広場の新緑を眺めながら、桔梗門を目指して散策していきます。この周辺は意外と車の通行が多いので、気をつけながら歩いていきます。
「内桜田門」という異名も持っている桔梗門、「桔梗」の名前は、昔この門に太田道灌の家紋の桔梗がついていたからという説があるのだとか。
桔梗門を渡った先は、「皇居東御苑」の敷地とつながっています。皇宮警察本部の建物や旧枢密院の建物にアクセスすることが出来ます。
桔梗門前から大手町地区の高層ビル群を撮影しました。半年ほど前と比較してみると、新たに高層ビルの建設工事が始まったり、建設中だった高層ビルが完成していたりと大きな変化がありました。
特に、パレスホテル東京の高層ビルの脇では「(仮称)日本生命大手町ビル」の建設工事のためのタワークレーンが4機も設置されていました。
皇居東御苑の敷地の東南角に設置されている「辰巳櫓」を撮影してみました。現在の皇居には江戸時代に建設された伏見櫓、富士見櫓とこの辰巳櫓の三つが残っています。
辰巳櫓の正式名称は「桜田二重櫓」と言うのだとか。
辰巳櫓と、パレスホテル東京の高層ビルを合わせて撮影してみました。
桔梗濠の水面の東側(大手町側)には内堀通りがまっすぐ通っています。内堀通りの柳並木道となっている歩道を歩いて大手高麗門へ向かいます。
内堀通りに沿った北側に広がっている大手町地区の高層ビル群をズームで撮影しました。「玉突き方式」という手法によって、次々に再開発工事が進められています。
内堀通りに沿って北側へ続いている「桔梗濠」の水面を撮影してみました。濠の水面に面している歩道には、新緑が綺麗な柳の並木道が整備されています。
ズームで撮影してみると「皇居東御苑・大手高麗門」が見えます。あの門こそが、江戸時代の江戸城の正門でもあるのです。あの門を目指して散策を続けていきます。
内堀通りを挟んだ反対側に広がっているのは「和田倉噴水公園」の緑地帯です。今の時期ですと、濃い新緑に敷地全体が覆われていました。