緑の、東京ブログ

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

初夏の日比谷公園:新緑の第二花壇と心字池周辺を散策する PART3

2013年07月09日 18時26分10秒 | 皇居周辺・城西


濃い新緑の木々や草木に覆われている日比谷公園・心字池の水面を撮影してみました。江戸時代の水路濠の遺構として残されている古い石垣周辺も鬱蒼とした緑に覆われていました。




心字池の周囲に整備されている散策道にはベンチが設置されていて、皆さん心字池を眺めながら休憩していました。散策道周辺にも木々が植えられているので、木陰になっていました。




よく観てみると、江戸時代の遺構である濠の石垣の上にも散策道が整備されていて、ベンチなどの休憩所も併設されています。私「緑」も最近になって気がつきました。




心字池は「心」の字の形をしている池なので、池の輪郭に沿って整備されている散策道も曲がりくねった設計になっています。




現在の日比谷公園が造営されている場所は、江戸時代は日本各地の大名の上屋敷と、内濠と外濠をつなぐ水路等が設置されているほかに、江戸城の入り口の一つである「日比谷御門」が設置されていました。




江戸城に登城するための、現在の日比谷交差点にかかる位置にあった日比谷御門の一部であり、見張り役人が警備する「日比谷見附」の石垣の機能も兼ね備えていたのです。




日比谷公園・心字池から眺める東京駅丸の内口の高層ビル群をズームで撮影してみました。丸の内周辺も日比谷公園と同じく、江戸時代は大名屋敷が密集しているエリアであり「大名小路」と呼ばれていました。




日比谷見附の「見附」とは、街道の分岐点など交通の要所に置かれた見張り所(見附)などに由来したものです。東京都心部にはこれ以外に赤坂見附、四谷見附、市ヶ谷見附などの地名が残っています。




心字池の北端部が見えてきました。すぐ外側には国道1号線(晴海通り)の幹線道路が通っています。大型トラックやタクシーなどが通る走行音が微かに聞こえてきました。




東京駅(中央停車場)と、皇居前広場の間の細長いエリアの丸の内地区の密集して建っている高層ビル群が見えてきました。遠くから見ていても、壁のような迫力があります。




心字池の北端部から池の全体を見渡してみました。左側の石垣の後ろ側に「日比谷見附」の高麗門、枡形、渡櫓、番所が石垣に囲まれる形で設置されていました。




パッと見た感じでは、日本全国の寺社や公園などにある回遊式日本庭園そのものにしか見えませんが、日比谷見附の石垣の遺構があるだけで雰囲気が変わってしまいます。




心字池の水面には鷺などの鳥が水面や石の上で羽を休める光景を眺めることが出来るのですが、気温が急上昇していたこの日に出会うことはできませんでした。




心字池の南側には大噴水や第二花壇の広大な広場が広がっているはずですが、鬱蒼とした新緑に遮られて見通すことはできませんでした。




日比谷見附の石塚や記念碑の脇を通り過ぎると、日比谷交差点前の「日比谷門」が見えてきました。正面に写っている高層ビルは「ザ・ペニンシュラ東京」です。これで初夏の日比谷公園の散策は終わりです。



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