ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

かえるのうたがきこえているよ

2005年06月03日 | 京都
8:00スタート。さあ、どこまでできるか?まずはこの区画を10時までに仕上げと決めて、ブロワーと帚でお掃除。造園やさんのマンション管理の1日の始まりです。帚もブロワーもだいぶ手になじんできました。風を味方に、落葉を集めてゆきます。いつもはスニーカーだったけれど、今日は築山の点検にも備えて地下足袋。やっぱり造園やの正装はこれだね。お陰でフットワークも軽い気がする。

お日様も厚い雲にかくれているおかげで、はかどるはかどる。帚捌きもずいぶん軽い。「おは~よ~ござい~まっす!」と向こうから大きな声をそろえて挨拶してくれる小学生の男の子達。朝は皆さんに挨拶を、という親方の指導のもと、住民の方々に「おはようございま~す!」と声をかけていたら、今では遠くにいても私の姿を見かけた途端に挨拶をしてくれるようになりました。かわいいかわいい。大きくなってもちゃんと挨拶するんだよお~。

皆さんそれぞれに挨拶をしてくださる中、品のいいご年輩の奥さんが「ちょっと、あなた。」と近づいてこられた。「???」何のお尋ねかな?掃き出す方向が悪かったかな?と思ったら、眼鏡の奥から目を真ん丸にさせて、私の足下を指差しておっしゃた。「とってもいいわ、これ。」とにっこり。瞬間何のことか分からなかったけれど、ああ、地下足袋。「そおですかあ、ありがとうございますう!」と私も思わず照れ笑いしてしまいました。ほらね。やっぱりこれよ。これでなくっちゃね。

今日は帽子もユニクロのコットン帽から100円均一の麦わら帽に衣替え。日が差してきた日中、汗だくになりながらも団地の外周路も大急ぎでクリア。午後3時からは広大な築山の点検。大きなマンション7棟それぞれに長さ150mくらいの築山があり、合計10か所。歩くだけでおそろしく時間がかかります。とはいえ、樹を1本1本、枯れ枝がないか、ムシがいないかをチェック。周りのごみも落ちてないか点検。誰が飛ばすのか、決まって紙飛行機が落ちているところも。そろそろ毛虫が付きだして、その枝を落しているとなかなか前へ進めません。低いところなら、よじ登って枯れ枝も鋸で切り落とし。

あつめたあつめた。ごま粒みたいな桜の毛虫。大きめのマイマイガの幼虫も今日も発見。ぽっとりとビニール袋に入れて持ち歩く。アラカシの枯れ枝を落していてふとみると、枯れ枝でいっぱいになった袋から、先ほどのマイマイガが枝をよじ登って来るのが見えた。よいしょ、よいしょ、よいしょ。動き方がユーモラスで、毛むくじゃらな白い毛の間からツイードのような光沢のある赤や緑の斑紋が見える。こいつ、案外かわいいなあ。まるでヨークシャテリアがいろんなところに鼻先を突っ込んでるような感じ。もそもそ、と動いて、う~ん、こっちじゃなかった、と考えて違う枝に登る。ん?ん?といろいろ考えたあげく、袋を持たせかけといたアラカシの幹に、枝が触れていてたどりついてしまった。ん!こっちこっち!って感じ。嬉しそうに登っていく。あ~あ~。こうなっちゃも一度ビニール袋に落す気にはなれないなあ。今回だけ大目に見てやるか。(きゃあ~、親方、おこんないで!もうしないから。一応、私は毛虫は苦手です。念のため。)うん。見なかったことにしよう。

☆今日のちび庭気温 17~26℃ 曇り後晴れ 今晩も盛大に蛙の声が聞こえます。田んぼに水が入ったのが、よっぽど嬉しいんだなあ。(^^;)

ちび庭亭ジャングル化計画?

2005年06月03日 | 京都
今日は園芸やさんで1日がかりで温室の掃除。学校を思い出しちゃうなあ。人員が少ないので普段なかなか取りかかれずそのままにしてある枯れ鉢を、これを機会に一気に出してしまう。奥が深くて、なかなか水やりの水が届かないから前々から手をつけたかったのよね~。

貸し鉢から帰ってきた観葉植物は、環境によってダメージも様々。まるで湿気のないビルから帰ってきた鉢は、水分補給が足りなくてもう虫の息。週に2回ほど水やりにいくけれど、全然追い付かない。かとおもえば、鉢がいつまでも乾かなくて根グサレしてしまったもの、しつこくハダニに付かれているもの。日光が足りなくてひょろひょろになってしまったもの。

もちろん、その場その場に耐えられそうなものを選んで置いているのだけれど、室内と言うのはやはりそれ以上に植物には過酷な環境なのですね。毎日調子を見てやれれば一番いいのだけれど、家で育てるのでもなければそうはいかない。よしよし。よくがんばった。枯れ葉を取り除いて温室に置き直す。

あ~、こりゃもうダメだね。幹もしなしな。生きてる葉っぱもないし、もうこの鉢は処分だな、なんて、鉢から引っこ抜くと。枯れたシュロチク(Rhapis humilis)の大きな根株の一番はしに、一つだけぷっくりとつややかな緑の芽が息づいている。アレカヤシ、ドラセナも、新芽を発見。うう、いじましい。新しい鉢に植え替えて水やりのできるところへ。

セローム(Philodendron sellom)のたった一つのこった芽は、生き残るかどうかの瀬戸際。お家に持って帰ってきてしまいました(園芸店の人に「家中鉢だらけになんない?」と心配されました。ほっほっほ。大丈夫。一応厳選してるから)。復活して大きくなってくれるといいなあ。

と、いうことで、どかどかと処分&再生して並べ直したお陰で、ずいぶん手入れと水やりのしやすい配置にすることが出来ました。満足満足。

☆今日のちび庭気温 18~20℃ おお、なんと、気温差2℃。なんだかけだるかったのは私だけ?○o。(‐。‐)