ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

ちび庭畑。

2005年04月19日 | 栽培
ちび庭のフェンスの向こうの畑では、おじさんが今朝もせっせと水やりをしています。畑はすっかり耕され、いまではいく筋もの畝に何種類かの野菜が植えられています。キャベツ、水菜、法蓮草、葱、枝豆…。いくつかはビニールトンネルが敷かれ、いくつかはまだ芽が出始めたばかり。あの紫色のは、紫蘇かなあ?いいなあ~、あんなに植えるとこがあって。毎日丹精されているお野菜を、連れともどもフェンスから乗り出してうらやましそうに眺めています。

思い立ったが吉日!ということで、うちも植えることにしました!おととしkちゃんにもらったミョウガはすでに細長いプランターに植えていたのですが、近所のネコがトイレ代わりに(!!!)しようとするので対策を考えていたところ。そうだ、ミョウガが芽を出すまで、上に何かおいておけばいいんだ、ということで、手元に残っていた種を播くことに。

プランターの表面にはシュンギクとホウレンソウの種をばらまき、さらに芽が出るまでのフタ代わりに、セルトレーにいく種類かの種を巻いてみたのでした。トウモロコシ、ブロッコリー、オクラ、チンゲンサイ。加賀太胡瓜は、育ったら窓辺の日よけにしよおっと。ついでに、芝の種(エバーグリーンローングラス)もシートに播いて見ました。これで去年の面子はそろったかな?

一通り播いたところで連れが「砂利庭だと夏は暑くなるから水をまかないといけないだろうなあ。」というので、ん~、つるものでも広げとくか?そーだ、すいかなんてどーだ。と冗談半分に言ったところ、「お、かぼちゃもいいなあ、かぼちゃ。」ということで、晩のおかずにカボチャを買って、その種も播いてみたのでした。さあ、どんなもんでしょ~???

☆今日のちび庭気温 12~25℃ とっても晴れ。水やりしてるだけで背中がじりじりと熱い。今日は暑かったけれど、明日は?(^^;)

「和」なボーダーって、どお?

2005年04月18日 | 京都
今日のお初。ヤマブキ、ライラック。季節は動いてゆくのですねえ。

今日は月曜日。園芸店へ出勤、車で生花市場、スーパー、お得意さま、医療機関それぞれ数軒を回りました。店の方に帰ってくると、目の前に山々が近づいてきます。なんともいえない若草色。なんていうか…そう、和菓子のようです。ちょうど山の形もぽってりしていて、ふわふわした樹木の枝々が「きみしぐれ」のような質感に見える。きっと鮮やかな黄緑とうっすらと赤みがかった部分がヤマモミジ、ちょっと渋い銀色がかったところがコナラ類なんじゃないかな?なんだか手を伸ばして撫でてみたい感じ。

さて、いきなり問題です。「和」なボーダーとはこれ如何に?
ボーダー花壇と言えば、イギリス庭園には欠かせない、道沿いや壁の側などの細長い場所を立体的に植栽する花壇のことです。うっとりしながら競い合う花々を眺めて歩くのは、なんとも楽しいものですよね。で。その和風版なんてどうだ???

造園屋さんの方で当面の間宿題になっている、団地の緑地帯のリフォーム用にアイディアを考えるともなく考え始めたところ。まずは単調なブロック鋪装のエリアをどうするか。広い敷地全体がどちらかといえば和の雰囲気なので、ここだけ洋花にすると浮いてしまうかな?だけど。

和な雰囲気の細長い植栽というと、どうしても露地など木漏れ日の射す「日陰の庭」のイメージが強く、直射日光の厳しい場所にすっくりと立っている「和の花」があまり浮かんでこない。特に1年草の入れ替え花壇ををねらった場合は。う~ん。その前に、「和花」の定義って、なに?

私の感じる「和」って、どこか山野草的なもので、しかも、ぱら、ぱら、ってまばらにひっそりとあるものなんですよね。スミレとか、リンドウとか。後、ハギやムラサキシキブじゃ枝が暴れちゃうし、どちらかといえば低木になるし。花も地味だし。う~ん。混植じゃなくてスイセン、ハナショウブやキキョウなどの単植でボリュームを出せばなんとかなるのかもしれないけれど…、活用がちょっと苦しい…。もうちょっと考え直そう…。そして楽しい迷いの日々が始まろうとしているのでした…。

☆今日のちび庭気温 12~23℃ あつかった~!車に乗ってたら、すっかり手の甲が日焼け。こりゃ植物も育つはず。(○・・○)

雲と見まがふ桜かな

2005年04月17日 | 京都
これも仁和寺の法師…酔って被った鼎(かなえ)が頭から抜けなくなった話、稚児をからかおうとする話、芋好きなお坊さんの話など、徒然草の中に出てくる何やら楽し気なお寺。古くは皇族の方が住職となられた宮門跡で、「御室御所(おむろごしょ)」とも呼ばれていました。御室といえば、京都の人々のお花見どころ。サトザクラ(Prunus lannesiana cv.)系で、一番咲くのが遅いとされています。

その、気になる仁和寺まで、自転車で御室桜(おむろざくら)を見に出発!住宅地の細い道や小川、踏み切りをいくつも越え、道が北の方へ緩やかな坂になって上がっていくのを感じます。

やっとついた門前は、車と人とのすごい群れ。お天気のよさに、そぞろ歩く人々の陽気な気分も一層高まっているようです。ひろい参道をさらに進み境内に入ると、左には地面から沸き上がる雲のように咲き誇る御室桜の群れ。

ここの桜は、ちょうど株を何度も根元で切って更新したような株立ちで樹高がひくく、顔のすぐ側に桜の花を見ることが出来ます。 花(鼻)が低いので、「おへちゃさん」とも「多福桜」 とも言われて親しまれています。

サトザクラに関しては、私は八重咲きが好きだなあ~。一重ももちろん好きだけど。「御室有明(おむろありあけ)」の一重、八重、「欝金(うこん)」「御車返し(みくるまがえし)」「楊貴妃(ようきひ)」など、私の好きな桜がいっぱい。中でも好きな「普賢象(ふげんぞう)」は、まだ早いらしく(!)咲いていませんでした。

広い境内には、あちこちでお弁当を広げる姿が。ミツバツツジ(Rhododendron dilatatum)やモミジも朱色のお堂や焦茶色の雄大なお堂に映え、昔ここへ着物姿で見物に来た都の人々や遠い平安時代の貴族やお坊さん達が桜を愛でる様子を目に浮かべながら過ごしたひとときでした。

☆今日のちび庭気温 8~22℃ すっきり雲一つない晴。もうコートなしでも暑かったですね。 (^▽^)

お休みの日のちび庭

2005年04月16日 | 栽培
今日もいいお天気でした。水やりをし花がら摘みをし、お布団を干す。草むしりなんかもしちゃうともう、大満足。さすがのプリムラ・ジュリアンも花が終わってきましたね。ハーデンベルギアもすこし花を残すのみで、新しいつるが伸びてきました。ノブドウは…斑入りかな?どうかな?まだ芽は1cm。ワイン色をしています。なんとなく白い部分があるような(あってほしい、とじっと視線で念を押す)。

大きな青い陶器鉢の中では、ベロニカ(Veronica longifolia)とフジバカマ(Eupatorium fortunei )が美しい新芽を茂らせています。そのよこに、ユリがぱっちりとつやつやの葉を開いてきました。黄緑の塔のようです。ダリアはまだ出てこないなあ。ちょっと詰め込み過ぎたかなあ?

さて、3匹の「モーガン」の登場! これはまさしくナツミカン(citrus natsudaidai)のおちびちゃん達です。こんどは白い種もくっついているから間違いありません。ちゃんと茎も緑色。やっとお目覚め。本当によく寝ていたよ。

どうして「モーガン」なのかって?それは、宮崎監督の映画「動く城」のハウル君の息子に引っ掛けているのですが、もう一つ、学校の畑の横にあった「旧モーガン邸」の主、大正~昭和初期に横浜を中心に活躍した建築家、J・H・モーガンに敬意を表してのことなのです。あの和と洋が心地よく調和した「不思議な館」と歳月を経た樹木に守られた庭の懐かしさを、いつか表現できたらな、とおもいながら。

ようこそ!旧モーガン邸へ(なんとペーパークラフト付き!)
http://homepage1.nifty.com/Morgan/top.htm

☆今日のちび庭気温 11~23℃ 花の散りかけた桜の若葉もいいものですね。ず~っとこんな気候だと、いいな~。( ゚∀゚)ノ

いろんな芽吹き

2005年04月15日 | 京都
電車の一番後ろにのっていると、最後尾の窓から線路とその両側の町がパノラマのようによく見えます。古い家や新しい家が混在する中、どこもふわふわしたきれいな木の芽色。

イチョウの芽吹き、モミジの芽吹き、ケヤキ、カツラ、クスノキ、ヤナギ、目につくのは透き通るように赤いカナメモチの若葉。花の側から顔をのぞかせている桜の若葉。常緑のホルトノキは、数枚きれいな赤に紅葉した葉をつけています。

カエデの花って、あったんですねえ。全然気がついてなかった。種はよく目にしてたんだけれど。ほんとにちゃんとお花の形してるんだ~。先日、京都御苑で、「イロハカエデ(Acer palmatum)かな?でも、すごくかわいい花房みたいなのがついてるし、葉も小さすぎてわかんない。枝はすごくイロハカエデっぽいのに???ニレ科の樹かなあ?」なんて思った樹があったのですが、やっぱりイロハカエデだったんですね~。

今日は造園やさんの方で団地周りのメンテナンス。暑かったね。でも、たくさんの樹々を堪能できるのはちょっと嬉しい。これから1年この「森」を観察できるのだと思うと、ちょっとわくわくします。(あなた、落葉がすごいのよ~!と、団地のお掃除の方達におどされている私。)

☆今日のちび庭気温 9~21℃ かんかん照りでしたね。夏のことは努めて考えないようにしよう。だから私をおどさないようにってば…。冬のことも…。(○・・○)