ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

夏が来るのねえ。

2005年06月09日 | 京都
終わりかけのパンジーを引き抜く。古い根を取り除く。マグワンプ(緩行性肥料)をばらまく。土をひっくり返す。今日は、園芸店仕事で碁盤の目の北の方にあるファミレスっぽい焼肉やさんの花壇の植え替えをしました。場所は、お店の前のイチョウの街路樹の根元。既に3か所にレンガで周りより1段高く花壇が作ってあり、梅雨時前の植え替えでした。植えたのはイングリッシュラベンダーとコリウスを中心に、ニチニチソウ、ベゴニアセンパフローレンス、メランポジウム、アメリカンブルーとの組み合わせ。

仕事としてやると、やっぱり株間が非常に気になります。今の見た目と成育後の広がり具合、どうなることやら。梅雨も来るし、蒸れない程度に開けつつなおかつさびしくならないように、と言うのは難しいものですね。

とりあえず今日はここまで。明日は早いのでおやすみなさ~い!

☆今日のちび庭気温 18~32℃ 明日は涼しくていいからね。┗( ̄‐ ̄)┓

ちび庭菜園

2005年06月09日 | 栽培
今週は土曜日出勤なので、今日はお休みでした。うれしいなあ。一昨日見つけた念願の西瓜苗。連れの指令を受け、プランターに植え込みました。園芸店にプランターを買いに行った時には、しっかり他の苗も抱えて。桔梗、青じそ、バジル、ミニトマト!インゲンの種も買い込み。

さて、植えるにあたって考えたのは、「コンパニオンプランツ」。まずは虫よけを期待したいところですが、手元に有効なものは限られている。去年の学園祭の時の「食べられる寄せ植え」を崩すことに。

まず、西瓜。青じそとネギとローズマリーとちびニンジンを一緒に植え込む。ローズマリーはアブラムシ除けだけど、ネギは…どうかな。「バラにチャイブ」っていうくらいだからいいんじゃないかと思ったけど、ネギ自体にアブラムシが。まあ、どこかには植えないといけないしな。青じそも虫除けにならないかな。でも、なんか食われやすいんだよな。

つぎ、ミニトマト!バジルと一緒に植えれば風味がよくなると言うので決定。それからパセリとスイスチャード(そういえば冬越ししてる!)と、寄せ植えに一緒に入ってたアイビー。パセリ&トマトも相性がいいらしい。防虫、風味がよくなる、生育を助ける、とのこと。ついでに、鉢には加えませんでしたが、トマトの横にナスタチウムの鉢をおいてアブラムシとオンシツコナジラミに備えます。

さあ、どうかなあ~?収穫を期待しつつ。ちなみに今日の晩のお味噌汁は、お豆腐とちび庭のプランターで取れたホウレンソウのベイビーリーフでした。目指せ自給自足!

☆今日のちび庭気温 19~27℃ 夜はずいぶん冷え込みましたね。明日も暑いのかな?(○・・○)

赤い実のなるかわいい友。

2005年06月07日 | 京都
こんばんは。やっと写真を更新しました。トップページの写真は、「祇王寺」。ちび庭全景ではありませんのであしからず。そして、上の写真は、南天です。大覚寺で発見。見た瞬間、「なんだこりゃ?」と思いました。よくもまあ、伸ばしてあること。後ろの団体にしゃべっていた案内のおじさんは、「これ、親指の太さで100年です。」とおっしゃっていました。ほんとかなあ???

そう言えば、柴又の帝釈天には、「南天の床柱」と言うのがありました。しかも驚いたことに、私の生まれた町で産したもの。地区名まで一緒。こんなの、一体あの町のどこにあったんだろうか???と不思議でした。やっぱりこんなふうに、ずっと大切に育てられていたのでしょうね。見たのはもう10年も前だったかと思いますが、そこには、南天は「難を転ずる」という縁起物である、と説明書きが付いていました。

それ以来、どうにも行き詰まって落ち込みそうになったときには、心の中で「難を転ず」と呟くのが何だか習慣になってしまいました。それでどうってことはないのですが、ちょっとだけ前進できる気がするのです。南天、かわいいやつだ。

さて、今日は造園やさんで1にちとあるお宅のお庭の剪定でした。朝、そのお家が見えた瞬間「おお~、しげってるう!これはシークレットガーデンのよーだ」と、がぜん明るいお庭にするべくファイトが湧いてきました。先輩のおにいさんいわく、「2年ぶりだなあ」とのこと。まず下草刈り。手入れをし出すと、ご近所の方々が次から次へとのぞくともなしにやってきて、「あそこは切らなきゃねえ。玄関に入るのに邪魔だろう。もちろんこっちも。夏は虫が増えるからすっきりしていいよお。」「この木はここのかたちがね。ここに線があるから切らないように。」「うちのつるは、切っちゃっていいわよ。この辺でね。」と、いろいろ指南していかれます。施主さんよりも細かかったりして…。あは、あはははは。

下草を刈ってゆくと、いろんな植物が顔を出します。ビヨウヤナギ、フウチソウ、ホスタ、芍薬…。これは素敵なカラーリーフガーデンです。背の高くなり過ぎたアジサイ、南天、を切り詰める。桜も柿の木も枝を思いきりよく切り落とす。よく見ると、何だかかわいらしい花が。うっすらとピンクの花びらに赤い蕊(しべ)。グミみたいな葉っぱ。ん、どこかでみたぞ。なんだっけ。確か中南米のやつじゃなかったっけ。フェイジョア?

ぴんぽ~ん!あたり。確かにフェイジョア(Feijoa sellowiana)ってやつです。こんなかわいい花が咲くんだあ。(こちらは緑色の実がなって食べられます。)桜の切り口に防腐剤を塗って薬剤散布まで。夕方になる頃には運動量の限界をオーバーしかけていましたが、すっかり明るくきれいになったお庭にこのかわいい花がほろほろと咲いていて、とってもhappyな気分でした。

☆今日のちび庭気温 15~28℃ たすかった~。30℃超えるっていうんで覚悟してたんだけど、晴ときどき曇りで今日もなんとか乗り切りました。(^^;)

嵯峨野で一杯 お茶を飲む

2005年06月06日 | 京都
今日は久々に連れと自転車でお出かけをしてきました。行く先は嵯峨野方面。もしかすると、このあたりに来るのは高校以来かもしれません。嵯峨野というのは、隣県出身の私にとっては小、中学校のお決まりの遠足コースでした。でも、随分忘れているもんですね。

まずは清涼寺。ちょっと広隆寺に雰囲気が似てたかなあ。広い境内の奥に手入れの行き届いたお庭があって、イロハカエデが小道に覆いかぶさって、ちょっとだけ迷いこめる空間、という感じでした。

それから、だんだんに坂を上がっていって大覚寺。このあたりは、周りのお家もなかなかどっしりしたところが多いです。ここは、「嵯峨御流」という生花の総本山でもあります。園芸店の奥さんがお免状を持っていらっしゃるというのでどんな風か楽しみだったのですが、間の取り方や植物の使い方が実に自然な感じで気に入ってしまいました。ここも「嵯峨御所」といって、その昔天皇が門跡を勤められたお寺の一つです。お庭の形式も館のつくりも、御室御所(仁和寺)に通じるものがありましたが、こちらの方がちょっと広いかな?圧巻は、本堂の横から大沢の池に付きだした広いぬれ縁。日本最古の人工の林泉といわれるこの池から渡ってくる風がとても気持ちよく、いつまでもぼおっとしたくなってしまいます。ここから見る仲秋の明月が最高なのだとか。いいなあ、みたいなあ。でも、とても入れないんだろうなあ。

最後に祇王寺へ。なんとなく懐かしい道を通り抜け、やはり山に向かって坂を上がった先に庵のように結ばれた小さなお寺。ここの苔の美しさは、なんともいえません。イロハカエデが随分上の方まで枝が上がって、その向こうに青々とした若葉が天蓋のように空を覆い、歳月を感じさせる風景です。なんと言っても気に入ったのは、そのカエデの白い細々とした幹と鮮やかな緑の苔の間をちょろちょろと流れてくる小川。巾10cm位なものでしょうか。苔に呑まれそうになりながらも心地よい音を立てて流れてきています。後ろから来た修学旅行生の男の子が、「う~、いやされるう~!」といいながら入って来たので、思わず笑ってしまいました。

落柿舎の横を通過。そうそう、ここここ。竹林を通ってお家へ。竹林も、ずいぶん長いもののような気がしていましたが、自転車で通るとあっという間。ここは歩いて通るべきだなあ。駆け足でしたが、なかなかよい1日でした。

あれ?今パンフレットを見ると、秋の祇王寺は大分雰囲気が違う。落葉に埋もれた庵の吉野窓。あ、ここだったんだ。むかし、すごくきれいだなと思ったけど、お寺の名前を憶えてなくて、どこだか分からずにいた場所。ってことは、昔は園路ではなく苔と落葉の上を直接歩いてたんだろうか。落葉を踏み締めてあの窓を覗き込んだ記憶があるんだけどなあ。はて?

☆今日のちび庭気温 17~32℃ 晴れ。そんなに暑く感じなかったけどなあ。そう言えば午前中暑かったかな?(*^0^*)/

かえるのうたがきこえているよ

2005年06月03日 | 京都
8:00スタート。さあ、どこまでできるか?まずはこの区画を10時までに仕上げと決めて、ブロワーと帚でお掃除。造園やさんのマンション管理の1日の始まりです。帚もブロワーもだいぶ手になじんできました。風を味方に、落葉を集めてゆきます。いつもはスニーカーだったけれど、今日は築山の点検にも備えて地下足袋。やっぱり造園やの正装はこれだね。お陰でフットワークも軽い気がする。

お日様も厚い雲にかくれているおかげで、はかどるはかどる。帚捌きもずいぶん軽い。「おは~よ~ござい~まっす!」と向こうから大きな声をそろえて挨拶してくれる小学生の男の子達。朝は皆さんに挨拶を、という親方の指導のもと、住民の方々に「おはようございま~す!」と声をかけていたら、今では遠くにいても私の姿を見かけた途端に挨拶をしてくれるようになりました。かわいいかわいい。大きくなってもちゃんと挨拶するんだよお~。

皆さんそれぞれに挨拶をしてくださる中、品のいいご年輩の奥さんが「ちょっと、あなた。」と近づいてこられた。「???」何のお尋ねかな?掃き出す方向が悪かったかな?と思ったら、眼鏡の奥から目を真ん丸にさせて、私の足下を指差しておっしゃた。「とってもいいわ、これ。」とにっこり。瞬間何のことか分からなかったけれど、ああ、地下足袋。「そおですかあ、ありがとうございますう!」と私も思わず照れ笑いしてしまいました。ほらね。やっぱりこれよ。これでなくっちゃね。

今日は帽子もユニクロのコットン帽から100円均一の麦わら帽に衣替え。日が差してきた日中、汗だくになりながらも団地の外周路も大急ぎでクリア。午後3時からは広大な築山の点検。大きなマンション7棟それぞれに長さ150mくらいの築山があり、合計10か所。歩くだけでおそろしく時間がかかります。とはいえ、樹を1本1本、枯れ枝がないか、ムシがいないかをチェック。周りのごみも落ちてないか点検。誰が飛ばすのか、決まって紙飛行機が落ちているところも。そろそろ毛虫が付きだして、その枝を落しているとなかなか前へ進めません。低いところなら、よじ登って枯れ枝も鋸で切り落とし。

あつめたあつめた。ごま粒みたいな桜の毛虫。大きめのマイマイガの幼虫も今日も発見。ぽっとりとビニール袋に入れて持ち歩く。アラカシの枯れ枝を落していてふとみると、枯れ枝でいっぱいになった袋から、先ほどのマイマイガが枝をよじ登って来るのが見えた。よいしょ、よいしょ、よいしょ。動き方がユーモラスで、毛むくじゃらな白い毛の間からツイードのような光沢のある赤や緑の斑紋が見える。こいつ、案外かわいいなあ。まるでヨークシャテリアがいろんなところに鼻先を突っ込んでるような感じ。もそもそ、と動いて、う~ん、こっちじゃなかった、と考えて違う枝に登る。ん?ん?といろいろ考えたあげく、袋を持たせかけといたアラカシの幹に、枝が触れていてたどりついてしまった。ん!こっちこっち!って感じ。嬉しそうに登っていく。あ~あ~。こうなっちゃも一度ビニール袋に落す気にはなれないなあ。今回だけ大目に見てやるか。(きゃあ~、親方、おこんないで!もうしないから。一応、私は毛虫は苦手です。念のため。)うん。見なかったことにしよう。

☆今日のちび庭気温 17~26℃ 曇り後晴れ 今晩も盛大に蛙の声が聞こえます。田んぼに水が入ったのが、よっぽど嬉しいんだなあ。(^^;)