群馬のでダリアがきれいに咲いているらしい、都内ではあまり見ないが故郷ではよく見かけた、彩りも多く手が掛からない割に長い期間咲いているので多くの家にあった、農家の庭は作業場であり農機具置き場である、特別に花壇などは構えて居ない、庭と畑の境界や石垣の際に雑然と植えてある、大抵種類は決まって居て夏場の花はカンナと少し地味な七夕草、そしてダリアである、百日草も有ったが全てほったらかしでも咲き誇って居る花である、1ヶ月以上咲いている花なので大抵花も葉っぱも埃で白くなっていた、夕立が来ると空気と共に花や葉から埃が落ちて澄んだ色合いのなった、多かったのは花弁が筒状になった種類で「ポンポンダリア」と言っていたが本当の名前はこんなんじゃないだろうな、白、黄色、赤、と色も多く子供の胸近くある花だった記憶がある、東京に庭ではほとんど見ないのはどうしてだろう。農家の石垣はほとんどが河原の丸石を積み上げただけなので石の間に土の部分が有る、此処に松葉ボタンが植えられていた、田舎では「摘み切り草」と言っていたが此れは蔓の先を爪で切り取って(摘みきると言った)少し湿気を与えた所に差し込んでおくとどんどん増えたのでそう言っていたそうだ。この花も都内ではあまり見なかったが最近はプランターに植えて歩道脇に置かれて居るのを見る、しかし大半はもう少し花の大きな「松葉菊」になっている、色は白とピンクが殆どだ。そういえばカンナも見る事は見るがやはりその特性の為か庭植えと言うより道路脇に勝手に生えているかの様に植えてある、やはり埃まみれで咲いている、車が多いので更に薄汚くなっているのは少しかわいそうな気もする、群馬のダリアを見に行こうと思っても連日「高崎は36度、猛暑になり予報です」と聞くとなかなか腰が上がらない、もう少し涼しくなったら行ってみようか