梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

那須高原絶景館ー全く季節外れの話だが

2010-08-17 09:23:12 | 日記
今日で3日間も猛暑日になる、夏休みは部屋から出なかった、そんなわけで少し涼しい時の話し。いつ頃だったか良く覚えていない、ネットで「露天風呂の有る格安ホテル」と言う記事を見て出かける事にした、当時の車はビッグホーン、冬だった事は確かだが何時だったのかは定かではない、東北縦貫を那須塩原で下りて那須高原に向かう、街中ですでに雪がかなりあるが路面は除雪されている、四輪駆動だしオールシーズンを履いているのでチェーンはつけないで登る、途中休憩を入れて登っていったが高原の手前から雲が出たなと思ったらあっと言う間に真っ暗になり高原道路に入ったときには吹雪になっていた、路面はかなりの積雪があるがどうやらその下は圧雪でアイスバーン状態のようだ、ホテルの位置が分からない、有料道路のゲートで聞いたら未だ少し有るが雪が凄いらしい、ゲートを過ぎるとかなりの坂道で大きく右に曲がりこんでいるがこの頃から強烈な地吹雪で前が見えない、降りてくる車が何台かあってその先のカーブで対抗する乗用車とすれすれに止まった、此方は四輪駆動なのだがいすゞの駆動方式はフルタイムではないがビスカスカップで前後車輪の回転差を検知して自動で掛かる方式なので最初走り出しで少し前輪がスリップする、此れが怖い、其のままスリップして対向車にぶつかる様な感覚があるのだ、デフロックを入れて脱出したが対向車は此方以上に怖かっただろう。ホテルに何とか着いたが兎に角雪が凄く窓の外は全く見えない、お目当ての部屋付き露天風呂は窓を開けたバルコニーに有る、少し庇が有るが半分は雪が積もっている、悔しいからと入ってみる事にする、お湯を張ったら此れがかなりの温度でそのままでは入れない、手すりの雪を全部入れて何とか入ったが雪見風呂と言う風情ではない、何しろ外は吹雪状況だ、女房に笑われながら兎に角使ったと言う事で満足する事にした、食事は部屋出しだったが余り感心した物では無かった。翌朝は素晴らしい天気だったがロビーに下りたら殆ど人が居ない、車を見に行ったら見事に埋もれている、雪かきの道具を借りて取り敢えず車に入れるようにした、喫茶が有ったので覗いてみたら誰も居ない、帰ろうかと思ったらガードマン風の若い人が出て来て急いで珈琲を入れてくれた、彼の話では近年に無い雪でこのホテルの従業員は殆どが通いだが栃木側ではなく福島県側に住んでいるらしい、此方の雪が凄くて通行不能となってしまい支配人まで来ていないらしい、「多分一旦郡山方向に高速で行って那須塩原から入ってくるのではないか」という話で結局清算までガードマンがやってくれた、喫茶で話をした夫婦は青森の人たちだったが「長い期間雪に埋もれているから雪の無い所と思ったらこっちの方が凄い」と言っていた位の雪だった。酷い旅行だったが彼のお陰で気持ちよく帰る事が出来た、帰りは高速を使わず戻って来たのだが今地図を見てみるとどの道か分からなくったが多分大田原付近からだと思うが殆ど信号も無い道が有ってこの道をのんびりと帰って来た、ビッグホーンのハンドリングbyロータスと言うタイプにはオートクルージングが付いていてセットするとアクセルを踏まなくとも一定な速度で走り続けるのだがブレーキを踏むと解除してしまうので高速道路でもまともに使えた事は無かったのだがこの道路では1時間余り楽しむ事が出来たのが印象的だった、