TVコマーシャルの事、品性と言うか、

最近のCFを見ていて女房がずっと怒っている、彼女ほどではないが私自身も気にはなっていた、余りに露骨で直接的なもの、商品と関係の無い眼を引くだけの物、取り合えず今有名な人を使う、其れも何社も横並びで何処の宣伝か解からない位だ、
彼女が一番嫌がっているのはやはり直接的な物、特に生理用品だ、「何故あんなに直接的な画像を流し、直接的な表現を若い女性が出来るのか」と言う、私は男性だからその事に関して直接不快な表現かどうかは理解しきれないが確かに直接的だ、
今の子供達はもっと色んな情報が溢れているので我々世代とは違うかも知れないが、「生理」と言う言葉に性的な興味を持った年代も有った事は確かで保健体育の時間に女子だけ映画を見ていたのも卑猥な興味を持った物である、
余談だがこのフィルムが”女性の憂鬱な日”の英文ブルーディーからブルーフィルムと呼ばれ其れが一般的に裏映画の名前になった位だ。今の子供達にはどう取られているのか、幼児から無邪気に「あれ何？」と聞かれるようなことは無いのか、余りに頻々と流れているので通過しているのか、
昔の様に其れを忌日だという奴は居ないだろうが生命の営みとして捉えるのにはもう少し意識の改革が居る、
横にそれたが彼女は「余りに慎みが無い、見ていて不愉快でないのだろうか？」と言うが今の世間は”慎み”などと言う言葉自体死語かもしれない。
しかし文化と言う大げさな言葉を引っ張り出さなくてもやはりもう少し慎みと言う事は必要な気がする、
電車の中での化粧や食事等々に始まり、大きく言えば金が有れば全てに勝る、権力が手に入れば社会通念なんぞは関係ないと言う風潮も「慎みをもって」と言いたい所だ、あちらから言えば「負け犬の遠吠え」と言う事なのかも知れないが、
ゴルフ選手、子役、野球選手など顔を見ただけでは何の宣伝か解からない様な物も製作者は恥ずかしくも無いのだろうか、スポンサーも何の差別化の出来ないCFに満足しているとしたらその判断力を疑う、
結局印象に残るのはやはりCFだけでも見たいと言う様な物が優れていると思うのだが販売とは結びつかないからと思っているのだろうが消費者の一部にはメーカーの品位と独創性に呆れていると言う事も理解した方が良い、