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梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

喫茶店

2011-02-13 08:59:40 | 雑記
珈琲の話しで少しネットを見てみたら又昔のスタイルが人気になっている様だ、あの頃は町のいたるところに有った、形態も様々だが何時も賑わっていた。チェーン店も幾つか有ったが有名なのはやはりルノアールか、渋谷を中心にプランタンと言うのもあった、此処で初めてロシアンティーを飲んだ記憶が有る。
名曲喫茶、歌声喫茶、シャンソンとジャズ喫茶はアルコール系になって今でも残っている、ジャズ喫茶で有名なのはファイブスポットと今でもあるブルーノート、此れも珈琲を飲むと言うより暗くなってからほろ酔いになって行った。
学生街の喫茶店は軽食が有るスナックが多かったがこの名前は風営法の関係でりアルコール系統になってしまった、
駅毎に幾つかの喫茶店が有り、逆に駅から離れた所にぽつんと有ったりした、駅近くは待ち合わせや会社員の休憩、仕事の打合せにも使われる便利な物だったし、住宅街の喫茶店は主婦の息抜きやお年寄りの憩いの場になっていた。
若い恋人達にも健全で明るい交際のシンボル的な存在でもあったのだが今は無くなって久しい、
スターバックスが進出してからこの手の喫茶店は短期間でなくなってしまったのだがそれでもあちこちで細々とだが続いていた。浅草に行くと露地の中にも仲見世の2階にも幾つか有る、地元の人達が町内会の寄り合いよろしく勝手な事を話している、
この手の喫茶店が又復活し始めたのは自分には嬉しい限りだ、確かに一寸珈琲を飲もうと言うにはスタンド形式に近い安い喫茶店もありがたいのだがふっと息を抜きたい時はあの「喫茶店」が丁度良い、
ぼんやりとするも良し、本を読むもよし、古い友人と話すのも良い、出来れば大きな窓越しに小奇麗な小さな庭でもあるともっと良いが、街中の行きかう人々をぼんやり見ているのも又良い、
昔行きつけの喫茶店は道路脇に小さな花壇があって其処から天井までガラスの店だった、
外は道路だがあまり通りは多くない、多分西南西を向いていたと思うが午前中から夕方まで陽が当たる、
その陽当りの場所に80代に成るのかと言う年配のご夫婦が毎日座って何か話をしていたのを思い出す、その頃の自分は結婚をする気は無かったのだが仲の良さそうな2人を見ると羨ましい様な感じを受けた、店主の奥さんが挨拶をすると2人とも丁寧に頭を下げていたが、スタンド喫茶店ではああ言う感じは感じられないだろうな、社会生活の縮図の様な気がすると言うのは一寸大げさか、