梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

電力業界はおぞましい人間の巣窟か

2013-01-28 17:59:17 | 雑記
国の原子力規制委員会の専門家会議は、福井県の敦賀原発について「安全側の判断として活断層である可能性が否定できない」という報告書の案を、28日の会合で示すことになった、この報告書に対して電力会社が「科学的に疑問がある」と反発していると言う、
国の選定した専門家に対して「科学的に疑問が有る」と言うのはどう言う事なんだろう、電力会社には国に認められた地質学の専門家に対して「其れはおかしい」と言えるだけの専門家が居るのだろうか?
「科学的根拠を示して欲しい」と言うなら未だ解る、だが「疑問が有る」と言うからには相当の知識を持って「科学的に活断層ではありえない」と言う論拠を持っていると言う事なんだろうか、
「活断層である」と言う報告書では無い「活断層ではないと言う確たる証拠が無い」と言う報告である、絶対に活断層では無いと言う事で無い限り断層が動く可能性が有ると言う事であり、元からその恐れのある場所に重要施設は置く事は出来ないと言う法律になっている筈だ、
今まで何故其処に設置できたのかと言う事に関しては電力会社と監督官庁の設定した御用学者が曖昧のまま「活断層であると言う確たる証拠は無いから」と言う様な事で進んで来た事が今回の福島災害で表面化し規制委員会が原発推進グループに有るのは根本的におかしいと言う事で曲がりなりにも独立機関として動き出した為に今までの欺瞞が僅かずつだが出て来たと言う事だ、
次回の会合で「科学的に疑問が有る」と言うのなら「絶対に活断層では無い」と言う事を照明し無い限り我々国民は納得の出来る話ではない、
福島の被災地域に戻る事が出来る時期と言うのは全く解らない、今まで原発は「絶対に安全だ、想定出来得る災害には絶対に耐えられる」と言っていたが今回の災害には危惧した以上の被害を蒙ってしまった訳だ、
「想定出来得る」災害は必ず「想定外の災害」に遭う、水害や地震、噴火等の災害は幾ら大きくても必ず数年で元通りかそれ以上に復旧できる、今までも大地震や津波の被害は数多くあったが何時か記憶から薄れてしまう位に人間の営みは力強い、
しかし放射線の影響は遺伝子レベルで影響が残る、此れは子々孫々にまで影響し若しかしたら人類の将来にまで影を落す、放射性物質その物の影響も完全に無くなるのには数千年も掛かる、「万が一」どころか「億が一」にも有ってはいけないはずでは無いか、
電力業界と言う輩は金の為にか今の地位の保全の為にか、己の子孫にも影響があるかもしれないと言う事を想像できないのだろうか