梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

長崎原爆の日と日韓問題

2019-08-09 09:39:27 | 雑記
長崎原爆投下の日だ、少々広島より小さく扱われている様な気がする
世界的には「ノーモアヒロシマ」が有名でナガサキの名前が少ない気がするのは私が浅識のためかもしれない、
地形的に山襞が多く旧跡が被害を逃れたせいもあるかもしれないが広島より軽微だった様だ、
しかし敗戦後2年間アメリカは研究材料とした人街実験が行われていたと言う事実をNHKが放送していたらしい、
広島も長崎も東京下町もそこには兵士や軍事施設は無い、唯々無辜の民を効率よく大量に殺戮するための爆撃だった、
「原爆が戦争を終結させた」とアメリカの教育は教えているらしい、
だが半年以上前から制空権も制海権も全くなくなった日本に対して軍事施設の無い都市を爆撃して100万人以上を殺戮している、
浜松は海岸からわずか数キロに停泊した戦艦から艦砲射撃で破壊された、
その方法も市の陸側から徐々に海側に標的をずらしながら逃げ惑う市民を殺戮し続けている、
一機の迎撃機も上がらず、迎撃射撃もない状態で非戦闘員と言うよりそこに生活している老若男女を無差別に殺し続けている、
20年の8月は日本は断末魔、軍隊は壊滅している、まさか当時のアメリカが知っている事ではないが大本営は兵力は無いので自ら守ると言う名目で家庭の主婦や出征が出来ない老人子供に竹槍で戦えと言っていた、
戦国時代でも町民や農民が竹槍で軍隊と戦えるはずもない、国民を巻き込んで総玉砕と言う痴呆化した連中が最後の抵抗をしていたがそれは既に何の力もない状況だった
下町を空襲するのなら大本営を集中的に攻撃し房総半島と三浦半島から上陸したらこんな悲惨な事をする事もなく、半年前には終えていただろう、
松代に天皇と大本営を移したところで全ての兵站がなくなれば降伏するか自決するかしかない
確かにあの時代天皇が捕虜となったら一億火の玉と言うアジテーションは現実味を帯びたかもしれないが少なくとも原爆の人体実験は避けられたのではないか
朝鮮併合と戦時下における徴用工問題や従軍慰安婦の話も当時の日本軍を考えると無かったと言い切る自信はない、
それでも今の韓国が言い立てている事には「いくら何でも」と言う部分が多すぎる
いずれにしても「今後の両国の為に前を向いて」と言う国家間の締結した内容を一方的に破棄すると言うのはルール違反だろう、
「謝罪していない」と言うのも経緯を読むと確かに玉虫色で「迷惑をかけたからその分援助します」と言いう様にしか取れないがそれで良しとしたのも韓国大統領、
大統領が代わったから「前項無効」では通らない、それでは何をしても信用出来ないだろう
もし今の大統領が満足する(あるかどうかわからないが)条約を結んでも次の大統領になったら「前項無効」とされる恐れは永遠にあると言う事になるだろう、
「今後そんなことはしません」と書いても「今の大統領が書いた」訳だから一代限りしか通用しないと言う事になる
本当のところを第三国に調査してもらい国連レベルで判断をしてもらうしかない、
戦争犯罪は当事国で裁けないのは世界共通の認識だ、
しかし韓国は調停すら拒否している、本当のところが明らかになるのを恐れていると思われても仕方ないではないか

遠州灘の白い砂浜は遊泳禁止

2019-08-08 16:36:02 | 昭和の頃
静岡県の御前崎から天竜川をはさんで蒲郡まで遠州灘は砂浜が続く、
御前崎の東側に大井川が流れ込んでいるがこの川が運んでくる砂は石英室の白い砂で
中に黄銅鉱の金色の細かな砂が混ざっている、
そのおかげで御前崎から天竜川の少し手前までの海岸は真っ白な細かな砂が続く、
今は掛川市になったが大田川の河口の国安と言う海水浴場があるだけでそれから天竜川までは遊泳禁止区域である、
途中「千浜の砂丘」と言う場所があり凡そ幅600~800m程度の砂丘がある、
更にその西側に「大浜の砂丘」と言う処があり此処に宮城まり子の作った「ねむの木学園」があった、
そこから西に途中小さな漁港があるのみでまた砂浜と松林が続く
天竜川を過ぎると凧合戦で有名な浜松の「中田島の砂丘」がある、しかし天竜川の運んでくる砂は暗灰色で今までとは違い趣は暗い、
昭和30年代、友人とこの砂丘近くに車を停めてテントをはり泊まり込んで遊んだ事があった、
遠浅で40~50m程の間は引き潮だと胸から首程度の深さで首まで浸かっても足が見えた、遠州灘は夏の間は非常に穏やかで顎まで入っても水を飲む心配がなくそのまま足で砂の中を探ると多いな二枚貝が良く採れる、この辺りでは「朝鮮浅利」と呼んでいたが本当の名前は知らない、
これを流木の焚火で焼いて醤油と味の素を入れて食べるのが楽しみで毎年何回か言って居たのだが40年代になると素潜りが面白くなり岩場専門になって砂浜に行くことはなくなった、
それから何年かしてまた大浜に言ったがいつのまにか海水は濁った褐色になってがっかりしたものだったが最近はまたきれいになってきたようだ、
しかしあの炎天下で肌をじりじりと焼きながら昼寝が出来た若さは今では信じられないくらいで、とてもじゃないが日陰から出る勇気はなくなった。
それにしてもここ数年の暑さは人間の体力限界を超えている、ヨーロッパも酷暑の様だが気象学者が「これから18ヵ月、想像の出来ない気象現象が起きるだろう」と言っていたのだが今でも十分「想像を絶する暑さ」だ、
天文学的には地球は氷河期に向かっているらしいがその営みも狂ってしまったのか、それとも一時的なブレなのか
いずれにしてもあと何年生きるかと言う年になってあまり厳しい変動は御免こうむりたいものだ

都市が消えた日

2019-08-07 18:11:17 | 雑記
6日は広島に原爆が落とされた日で「原爆の日」と言われている、
それは「35万人の都市が一瞬にして消滅させられた日」である、一瞬に消えたのは10万人以上、16万人以上が半年以内に死んだ、
都市一つが一瞬にして消滅する、質の悪いSF漫画でも滅多に出てこない非現実的なシチュエーションだが現実に74年前日本で起きた、
この事実を本当に世界の人々は理解しているのだろうか、
ナチスドイツがユダヤ人を殺したホロコーストでは600万人以上が殺されたと言う、其のことは恐らく世界で多くの人類に認知され虐殺の記憶として残りいまだに鍵十字はタブーとされている、
しかし「一つの都市が消滅させられた」と言う事実がどの程度日本人以外に認知されているのだろうか、いや日本国内でもそのことをリアルに想像し恐怖し憎悪している日本人はどのくらいいるのか
「原爆の日・世界平和の日」と言う言い方は果たしてどの程度心に残っていくのだろうか
被爆者の方々にとっては傷を触られる思いがあるかもしれないが「都市が消滅した日」として世界には知らしめてほしいと思う、
アメリカは非戦闘員を標的にした空襲を半年以上行ってきた、日本の大都市から中小都市まで軍事施設の無い都市を標的に、効率よく壊滅させる焼夷弾と言う爆弾を作り一つ一つ虱潰しに爆弾を降らせてきた、逃げ惑う一般市民を戦闘機が銃撃する事もしばしばあった、
この様な資質のアメリカ軍はまた小規模戦略核を開発すると言う、その仮想標的になった国やアメリカに跪かない国も対抗上核開発を繰り返す、核兵器は一瞬にして100万人規模の都市を地上から消滅させる、
核のバランスが抑止力だと言うのは幻想にしか過ぎない、一人の人間が突然精神に異常をきたさないと言う保証はないのだ、今のアメリカ大統領は「偉大なアメリカ、強いアメリカ」を標榜し常に拳を振り上げている、
経済戦争を見ても「冷静な手段を持って」対処しているとは言い難い、世界恐慌の引き金を既に引いているとも言えるだろう、トランプ大統領は対中制裁の振り上げた拳の下ろしどころがなくなった、
習近平もこれ以上の譲歩は国にとって、彼にとって引くに引けない状況に陥っている、
残念ながらECも日本も当然AA諸国も仲裁が出来るだけの経済力も戦闘力もない、肥大化した軍事大国は同時に経済大国でもある、
やくざの喧嘩も消耗戦になるのを避けて大物に手打ちを依頼して互いの共倒れを防いできたがその大物同士の意地の喧嘩である、大物はそんな愚かな事はしないが今トランプ大統領はまるで町のチンピラの様なありさまだ
世界の経済が米中ロのこのような個人が握っているとは恐ろしい話だ

中止はもう遅すぎるが

2019-08-06 15:53:46 | 雑記
新聞の投稿欄ni
電気・ガス・水道の消費税が10%に上がると書かれていた
「自宅で使う食料品は免除対象だがなぜそれに使う水が免除されないんだろう」という投稿だった、
確かにその通りだ、電気・ガス・水道は生活に最低限必要なインフラだ、
特に水道はいかに支払いが滞っても生命の維持に最低限必要だから止める事は無いと聞いた、
パンを買って持ち帰ったら8%だがイートインで食べれば10%だと言う
近くにヨーカ堂があるのだが一階にテナントの食料品店が幾つか入っている、
有名な(私は知らなかったが)パンの店、ケーキの店、惣菜の店などだが基本持ち帰りの店である、
しかし同じフロアにヨーカ堂が用意した飲食コーナーがあってヨーカ堂の惣菜品と白飯を買って自販機でお茶を買って昼とするサラリーマンや年配の人が後を絶たない
当然テナントで買ったものを食べている人も多い、
テナントではイートインを用意しているわけではないし第一店舗外である、これは恐らく8%何だろうが原則場所を提供しているヨーカ堂で購入すると10%扱いになる、
ヨーカ堂もレジを出てから通路を挟んで設置してあるので食品レジからは持って帰ったのかそこで食べるのかはわからないだろう、
こんな不備だらけの増税と低所得者救済は店舗に大変な負担となり経営を圧迫すだでけだ、
米中経済トラブルのせいで株価は世界安の傾向だし景気が上向く材料は全くなく日銀短観ですら「景気は停滞している」と発表しているのにまだ安倍政府は「実施」と言っているが本当にこれでいいのか
IMFですら「非常に危険な政策で世界経済に対する懸念もある」と言ってきたのは春の事だ
実施強行は2度延期して今度延期となれば責任問題になると言う懸念があるせいだろう、しかしここまで来たらもう再延期となれば大変な時間と労力が無駄になるどころか経済は大混乱になる、
しかし実施すれば多くの国民の生活を直撃し実際の出費以上に消費を冷えさせる
輸出が黒字である事自体が「不公平だからもっと買え、アメリカが買うものは税金を掛ける」と言って居る大統領の政策である、収支が上向くわけもない、
となれば景気は内需を増やさなければならないのに消費税を増やす、消費に直接ブレーキをかけているのだからそれが景気を押し上げるわけもない
もう一方の輸出先は戦後最悪の関係に落ち込みこちらも直接フルブレーキを掛けた、確かにこの内憂外患に対応できるのは確かに現野党勢力では荷が勝ちすぎる、
が、しかし安倍政権自体がど素人が見ても明らかにおかしい方向に進んでいる、何とかするには安倍・菅の暴走を与党内部で何とかしてもらうしかないのか


蚊燻と蝉の声

2019-08-05 10:26:21 | 昭和の頃
日が昇ると近くの公園で蝉が鳴き始める
数年前からクマゼミの声が混ざってきて去年はかなり勢力を広げて来た
関西で蝉声と言えばシャン、シャンと表現されて関東ではミーン、ミンで表現される
と言うのはある漫画家のエッセイで知った、
クマゼミとアブラゼミの境界は箱根だと言われた通り静岡の蝉はシャンシャンだった
数が半端ではなく一斉に鳴き始めると実に喧しい、
焼津の浜当目と言う海岸に潜りに行ったとき防波堤の日陰で昼寝をしていた時日陰を提供してくれている桜並木にいる蝉が一斉に鳴き始め一緒に居た東北生まれの友人が「喧しい!なんだ此奴らは」と叫んだことが有るくらいやかましい、
去年まで勢力をのしていたはずのクマゼミの声が今年は聞こえない、
アブラゼミの声もやや力ないような気がするが7月が低温だったせいなのか、
子供の頃夏休みは川で泳ぐのがつかれると開け放した部屋の畳で昼寝をする
川の水は冷たく唇が紫になるくらいまで遊んですっかり冷え切った体には吹き抜けの部屋に入る風は心地いい、
夜になっても開け放した縁側から入る風が気持ちよいのだが当然明かりを求めて蛾が入ってくる、これは大した害はないのだが困るのは蚊の方だ、
後になっての知識では本当に暑くなったいわゆる盛夏には減ると知ったが言われてみるとそうだったかもしれない、
晩飯を取る時間頃になると囲炉裏に火を焚いて昼間刈っておいた青草、ススキやヨモギを火に入れて煙を盛大に上げる、「蚊燻」と言うのだが蚊が近寄らなくなるが当然人間様も燻されているのでそう長くはもたない、
吊った蚊帳にもぐりこんで渋団扇で扇ぎながらねるのだが家はまるっきり開けっ放しで不用心極まりないのだがまあ取られる心配のある家でもない、
この村を出るまで夏はこんなもんだった、
蛍を捕まえてきて蚊帳の中に放して蚊帳に留まって点滅するのを見ながら寝たこともあったのはまだ母親も年の離れた姉もいる頃の話、
夏休みの日の経過は蝉の声で感じられる、最初はクマゼミで中頃からツクツクホウシの声に変りそろそろ宿題が気になるころからカナカナに変わる
季節のうつろいは毎年変わらないで過ぎていったのだが今はどうなっているのだろうか