いい年をこいて「事の始まり」なんて言っているが、これまでの人生の20%くらいしか思い出せないほど頭が老化してきたから、何か「事の始まり」でもしないといけないと思う気持ちだけは残っている。それがアトリエを建て、死に場所とすることで、そこで何か新しいことをやってみようと思う。新しくないのは絵画修復をまた再開して、それ以外に「絵画教室」をやって、身近な人を集めてみようと思っている。人が来てくれるかどうか分からない。
絵画教室の生徒を集めなくてはいけないが、主に「暇なおばさん」だろうと思う。しかし募集のビラには「あなたの心を描いてみませんか?」と呼びかける。この「心」の意味が分からん!!と言う人が多いだろうが、子供時代にやりたいことを押しつぶされた人には分かりにくいことだろう。だからこそ教室に来て、分かりにくかった自分の中にあった自我を感じて欲しいという教室なのだ。
絵の描き方は人それぞれだろう。私の専門は「具象絵画」だが、だからといって、その自分の表し方の方法論に拘らない。しかし描き始めたら「なにそれ?」を連発するだろう。この問いで「自分」を感じて欲しいのだ。心の中から引っ張り出すイメージは、目の前のモチーフをただ描くのとは違って、難しいようで簡単なのだ。それに慣れれば、描く者は自分を疑うだろう。「なんじゃこれ??」と思っていると、自分に実感が湧いてくる。これが自分なのだと。
子供のころは、そんなことは考えもせずに「自分が自分であった」のだ。ただ日本の教育が悪く、親がその悪い教育の在り方をそのまま子供に押し付けるから「自分が失われた」のだ。その自分を取り戻しに来てほしい教室にする。
授業料は月3500円で、光熱費だと思ってほしい。イーゼルと画板くらいはこちらで用意する。キャンヴァスや紙、鉛筆、絵の具の道具は自分で。じかし教室の大きさが思ったより小さい。場合によってはギャラリーの中や廊下を使うかも・・・。教室には昔ながらの石膏像(マルス、ジョルジュ、パジャント)に静物画用のモチーフなどを置くが・・・・別にそれを描けとは言わない。昔ながらのアトリエの雰囲気だ。
と、事の始まりはまだ遠い。
加筆;
スーパーにコメを買いに行った。5kgでなんと3600円を超えていた。一番安い銘柄で、前は1650円だったのに、あの自民党の農水大臣が「備蓄米は放出しない。コメの値段が下がると困るから」とぬかし!!この値段だ。自民党が作った農協とコメの組合まで含めて、新米が出始めた時に出さずに、新米の価格が吊り上がるようにした。これがいつもの自民党の選挙対策だったが・・・ばかめ!!負けたろう。農家の数は減っているが、みんなコメを食わなくなってきた。私もコメ以外にパスタやパンが増えた。そして食べる量を減らして、体重制限まで始めた。たまに食べるご飯は五尺になり、茶碗に一杯で終わりだ。ざまあみろ!!
要は、年を取って運動不足、食欲減退だからね。