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minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

I love you

2006年04月17日 | ライブとミュージシャンたち
 程農化さんとのライブ、素晴らしかった。Oblivion やPeace Warriors など、こちらから持っていったものや、中国の名曲「競馬」、イエライシャン、と多彩な曲目。その中で即興を交えつつ、お互いの息で合わせる絶妙な間。

 何よりも程さんの熱くなる演奏が素敵。利樹と程さんがDUOで演奏した「I love you」これは尾崎豊の例の有名な曲だけど、いい曲だなあ(インストのほうが断然!)。リハーサルのときから涙が出そうなくらいだったけど、本番はもっと熱い熱い演奏で店主のOさんも「あれ、この曲なんだっけ?」と店員に聞いてしまったくらい、程さんの音楽になってました。

 今回はほんの序章ですが、今日の出会いを第一歩としてこれからも広げていきたいと思います。思いは万里の長城&琵琶湖の船の月の下。(って何のこっちゃ?)

下北沢レディージェーン ~春宴ライブ~

2006年04月15日 | ライブとミュージシャンたち
 明日は二胡奏者、程農化さんを迎えてのライブ。程さんとは3年くらい前に巻上公一voさんのショーを六本木STBでやったときに知り合った。二胡という楽器の音色をそばで聴くのは初めてだったが、本当に美しい音に感動。そのとき、程さんは「あなたのサックスもご主人のベースも熱い演奏、とても情熱的なご夫婦ですね。ぜひまたご一緒しましょう!」

 彼はその後、テイチクレコードの専属契約で忙しくなり連絡とれずにいたのだけど、昨年12月23日、六本木アルフィーの帰りに最終電車に乗り遅れたお陰で偶然彼と地下鉄で出会う。しかもその日は程さんのお誕生日だった。ちょうど持参していたCDを誕生日プレゼントに差し上げた。「もうこれは運命ですね。Exileのツアーが終わったので少し暇ができましたから、ぜひ一緒にやりましょう!」とんとん拍子に今回のライブが実現することに・・・夢はいつか叶うもの。

 彼の新宿教室兼事務所へ行き、リハーサルをやったのだが、この写真はそのときのお部屋の様子。龍が大好きな程さんのPCデスクの上にはぴかぴか光る龍の壁掛け。知り合いの方が手作りでプレゼントして下さったそうだ。リハーサルが終わってから程さんご推薦の中国料理店へ連れて行っていただき、めちゃめちゃおいしい水餃子を頂いた。ピットインとオープンのすぐそばなので、また行こうっと。そしてなによりも、日本語が3年前にお会いしたときより上手なのに驚いた。(あの時は通訳の女性がいたから、てっきり日本語がだめなのだと思い込んでた。)

 「あなたのソプラノは透明感があって真直ぐな音。僕の二胡の音もよく人にそう言われるんですが、ぴったり合いますね。」とっても喜んでくれたので、明日はどんな風にサウンドするのか、とっても楽しみ。めったにご一緒できない、貴重なライブですからぜひ明日は下北沢レディジェーンへ!程さんが私たちをシルクロードへと誘ってくれる事でしょう。

ただいま~。<孝行息子とバカ母>

2006年04月15日 | 家族の日常
 今ぺーぱーむーんに行ってきた。家で悶々とサックスの練習していたのですが、こんな事してるより、ぺーぱーむーんでジャッキーマクリーンに捧げる演奏しちゃおう、って急に思い立ってアルト持って飲みに行っちゃった訳。(写真は昨日のライブを津田さんが撮ってくれたもので話とは何の関係もありませんが。)

 遼介は中学校生活がとても楽しくてたまらないらしい。一週間経ったけど、今日から部活まで始まって(野球部)6時過ぎに帰ってきたが、食事を作って待っていると楽しくてたまらない、といっきに話してくれる。しかし、車の事故の心配もあって「野球部に入っても大丈夫?ユニフォーム代出せるの?俺、高校生になったらアルバイトして稼ぐよ。」ううう・・・(涙)。「あら、中学生でも新聞配達ならできるらしいよ。調べておこうか?」「・・・それは早いだろうが(怒)。」せっかくのいいムードをぶち壊すばかな私。嬉しいと返って反対の事とか冗談を言ってしまう癖、なんとかしないとなあ。

 ぺーぱーむーんは昔からの知り合いが2,3人だったのでそのまま2杯焼酎を飲んで盛り上がったところでいっきさんが「何か演奏したいんでしょ?」「そうそう、ジャッキーマクリーンに捧げて演奏しま~す。」とすご~く軽いノリでI love you とLeft Alone を吹きました。練習の成果はあまり見られなかったけど。「まあまあ、一杯どうぞ。」と居合わせたお客さんにもバーボンを頂いて調子に乗りつつ「ではリクエストをどうぞ。」ここから怒濤のライブへ。my favorite things , Euripion(Roland Kirk) , Cool Struttin',Ruby My Dear(T.Monk) , 最後にOrnette の曲まで演奏して帰って来た。あ~楽しかった。またアルト持って飲みに行こうっと。


天国と地獄?新車が・・・

2006年04月14日 | 家族の日常
 久々にSteveと演奏したのに、まるで毎月一緒にやっているよう・・・。今日の黒田さんも熱演。私のミラグロスという曲の中でベートーベンやバッハが飛び出てくる始末。京子ちゃんものらせると手が付けられないほど凄くなるな(もちろん良い意味)。Steveの気持ちよいドラム、あと2回違うピアニストで演奏するのもまた楽しみだ。

 Steveと黒田さんも帰り、私も気持ち良く帰ろうとしたが、サムタイムで待てど暮らせど車をとりに行った利樹が戻ってこない。駐車場から店まではそう遠くないはずなのに・・・お店も片付け始めている。なんとな~く胸騒ぎを覚えつつピアノをいじって待っていると、店に電話が。「さちさ~ん、店長が永田さんと今一緒なんですが、当て逃げの事故があったようです。現場に行ってみますか?」「え~っ?何それ?」

 とりあえず、場所を教えてもらって東急横に直行。去年の暮に買い替えたばかりの新車がベコベコ!呆然と立ち尽くすサムタイムの店長と利樹が・・・。駐車場から出てきて細い路地を左折しようとソロソロと前進したところに右から軽のミニバンが猛スピードで突っ込んで来てガチャーン。勢いが証明するかのように左助手席のドアが潰れ、窓ガラスは全部無くなっている。ぶつかった瞬間に左の電柱に激突したそうだ。もしそこに人が歩いていたら・・・と思うとぞっとする。全員がこの音に反応して店から飛び出してきたらしい。2,3秒の間に軽の運転手はまた猛スピードで走り去ったという。たまたま吉祥寺ChaCha Houseからサムタイムに戻ろうとしていた店長がその場(交差点)に居合わせ「今の車のナンバー見ましたよっ!」って事故現場に駆けつけたらなんと、利樹の車だったそうな。

 道路一面にガラスやうちの車のバンパーの破片がちらかっている。そこへようやくおまわりさんが自転車でやってきた。「こんな大事故なのに、お巡りさん一人?」と周りの見物人がつぶやく。事情を説明している利樹に「直進はこの道なので、あなたの車が一時停止なんですよね。」まるでこちらが悪いような話方...あてられ損って事?「もし見つかったら、あとは保険会社同士の話合いですね。」とまるで人ごと。人身にならなかったからか態度が冷たい。現場検証もきちんとやらず「このガラスの破片、掃除してもいいですか?」と私が聞くと「あ、どうぞ。」事故の証拠写真はいいのかなあ?と思っていると「携帯かデジカメ持ってますかあ?一応写真撮っておけば?」って・・・あんたの仕事だろうが!なんで私たちが写真撮らなくちゃいけないの。警察ってやっぱろくなもんじゃない(怒)。しっかり仕事しろよ、と思いつつ自分の携帯で写真をとっている間にお巡りは帰っていった・・・。掃除機を貸してくれたり、道路を掃くのを手伝ってくれたOutBackの店長やサムタイムの店長に感謝しつつも腑に落ちないぞ、国家権力。

 それにしても「多摩 3-21」のメタリックグリーンの軽自動車のあなた、飲酒だったかは知らないけど、ぐしゃぐしゃなまま走っていたら絶対に見つかりますよ。一刻も早く自首してください。本当に人身事故にならずに不幸中の幸いだったんだから。しかし、明日から車なしでどうやって私たちは仕事に行けばいいのでしょう・・・。楽しかったはずの一日がさんざんな目に遭ってしまいました、とほほほほ。

 

 

明日はサムタイム

2006年04月12日 | ライブとミュージシャンたち
 1年に一度日本に一ヶ月間滞在し、沢山のミュージシャンたちとセッションをするためにNYからやってくるスティーブ・ジャクソン。私が初めて大学生のときに新宿タローに「土岐英史カルテット」を聴きに行ったときのドラマーだった。そのときは殆ど土岐さんしか見ていなかったのでよく覚えていないのですが・・・(汗)。

 初めてSteveと一緒に演奏したのが、4年前だったかな?ドラムの海老沢さん(伊藤君子voさんのご主人でもある)のセッションに呼ばれ、そこに遊びに来ていたのがSteveだった。ドラマーが1セットまるまるゲストドラマーに叩かせるというのも前代未聞、それだけ海老沢さんはSteveのドラムを愛していたに違いない。

 私はそのとき、ゲストということもあって緊張の連続。めったに人のバンドに呼ばれないし、それでなくても人見知りな性格で・・・本当に凄いメンバーなんですもん。ベースが坂井紅介、ピアノは田中信正、それに竹内直、山田譲という凄腕のサックス陣。なんで私がいるのかよくわかりませんね~。あ、そのときに遊びに来た可愛らしい少女が今大活躍中の矢野沙織saxちゃんだったのも思い出した。

 とにかく、Steveのしなやかで美しいドラムが印象的だったのだ。Steveとはそれ以来、毎年やってくるたびに一緒に演奏させてもらうようになった。私もめったにドラマーと演奏しなくなってしまいましたが、この時期だけは別。そう、今月だけは日本のドラマーが冷え上がってしまう月なのです。私との演奏は今回は3回ですが、毎回ピアニストが違うというのも面白い企画なのでぜひチェックして来てください。(自画自賛)

4/13(木)吉祥寺サムタイム0422-21-6336/早坂、永田、黒田京子p、Steve Jackson
4/22(土)野毛Dolphy045-261-4542/早坂、永田、吉田桂一p、Steve Jackson
4/23(日)西新井カフェ・クレール3880-6645/早坂、永田、新澤健一郎p、Steve Jackson

雪月下ファイナルパーティ

2006年04月11日 | 
 ピーカンの青空が実に気持ちいい。9日(日)午前中から始まった池越えコンテストも無事終了。お昼過ぎから今度はバーベキューパーティに早変わり、その横で私たちは特設ステージでサウンドチェックを開始する。

 ワガンの太鼓を聴くのも本当に久しぶり。相変わらず気持ちのよい、そして繊細なサバールの音色。また新たなセネガルリズムを習得してきたに違いない。お父様(ドゥドゥ・ンジャエ・ローズ)も7月に来日が決定したそうだ。東京公演ではきっとワガンも参加するだろう。楽しみ~!

 それにしても、ちょ~寒い。雨の中も真夏の炎天下も経験したけど、こんな寒い中で演奏したのはあったっけ・・・あ、一つだけ思い出した。20年位前になるけど、野中悟空みつまさ企画、富士山頂ライブ。よく考えるといろんな場所でライブやってるなあ。私って(苦笑)。富士山のてっぺんで、真夏だったけどマイナス7度という寒さに震えながら夜中に準備、ご来光と共にジャ~ン!って音を出すライブだった。あのときも凍えながら、フライデーのカメラマンが一緒だったので、ステージ衣装に着替えて半袖で頑張ったっけ・・・(あほ)。

 ワガンはこんな過酷な状況で演奏するのはきっと初めてだろう。目があまりに痛いというので遼介のゴーグルを貸してあげる。「ゴーグルが妙にかわいい~」と女の子たちに好評、モテモテワガンは去年の夏知り合った人たちが沢山来ているので嬉しそうに挨拶している。本番だよ~、あったかいジャケットの上からいつもの衣装をちゃっちゃとかぶってステージにあがる。便利だな、あの衣装。私も最初の一曲目はダウンコートを着て演奏したけど、暑くなってすぐに半袖の衣装になってしまった。アドレナリンが出まくるのでやはり寒さには強いようだ。マイナス7度で実験済み。指が動かないのはいつもの事だし気にしない・・・・。

 久々にYaye Boye~、Quimbaraなど6曲演奏して終了。このあとのファイナルパーティにも参加したかったのだが、遼介も明日から新学期という事もあって早々に片付けをし東京へもどった。この戸倉スキー場はこの日で一応クローズ。リフトなども動かなくなる。「今年はまだまだ雪が多くてもったいないね・・・」と思いきや、明日から地元のプロボーダーたちがブルドーザーを駆使して大きな25mの飛距離もあるジャンプ台を作って飛びまくるそうだ。見てみたい~。本当に面白い事に全力を傾ける尾瀬の若者達に乾杯(完敗)だ。