おとうさん、おかあさん

昨日は夜まで東京で打ち合わせがあり、車に乗ったのは日も暮れかかった時間だった。
山手通りから井の頭通りに入った辺りで渋滞に遭った。このまま首都高に入れば早く家に帰れるけど、おかあさんの声を聞いていこうと思い立ち、携帯から電話した。
先日の自分の出演したコンサートのこと、長男のライブのことなど、矢継ぎ早に話しが出た。
「おかあさん、これからちょっと寄ってくよ」と伝えた。

いつもの景色。いつもの家。ちょうどおとうさんも帰ってきていた。
コンサートのこと、ぼくの息子のこと、友達のこと、犬のこと・・・
いつも話が尽きない。

この家はとても落ち着く。
もう食べられないよと言っても次々と料理を出してくれる。

夜10時過ぎまで話し込んで慌てて帰宅。
この家からぼくの家まで220km。2時間半で帰られる。
いつも帰り際には料理やお菓子の手土産を持たしてくれて、ぼくの車が角を曲がるまで見送ってくれる。


ぼくの両親はしばらく前に亡くなったので、この叔父と叔母が親代わり。
ぼくが若い頃から一番叱ってくれた二人。
いつからか、おとうさん、おかあさんと呼ぶようになってた。
世界で一番尊敬する夫婦だ。いつまでも元気で長生きしてくださいね。

R-D1+Nokton40mmF1.4　深夜の旧山手通り